久しぶりにバイクに戻る人の大型二輪|リターンライダーの準備

久しぶりにバイクに戻るリターンライダーが大型二輪を目指す時の準備を紹介する記事のアイキャッチ

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子育てや仕事が落ち着いて、『もう一度バイクに乗りたい。どうせなら大型二輪で』と考えている方も多いですよね。ただ、ブランクが長いと、免許のことも体のことも分からないことだらけになりがちです。

結論から言うと、大型二輪でリターンする時は「今の免許の確認」「体と感覚の慣らし」「昔のバイクをどうするか」の3つを先に決めると、遠回りせずに済みます。

この記事を読めば、ブランクの長さに合わせた準備の順番と、手元のバイクを手放すか残すかの判断のしかたが分かります。

目次

大型二輪でリターンする前に確かめたい3つのこと

先に結論

最初に、免許証で今持っている免許の種類を確かめましょう。そのうえで、体の慣らし方と、昔のバイクをどうするかを決めていきます。

『昔は普通にバイクに乗っていたし、すぐ戻れるはず』と思う方もいるはずです。実は、ブランクの間に変わっているのは、体の感覚と装備の常識なんです。

1 免許証の種類欄を見る

免許証の種類欄には、持っている免許が略語で書かれています。「普自二」が普通自動二輪車免許、「大自二」が大型自動二輪車免許です。

普自二があれば、今も400cc以下のバイクには乗れます。大型二輪に乗るには、大自二の免許を新しく取る必要があります。

免許証の表示乗れるバイク大型に乗るには
大自二がある排気量の上限なしそのまま乗れる
普自二だけある400cc以下大型二輪の教習か試験
二輪の表示がない原付まで(四輪の免許があれば)大型二輪の教習か試験

条件等の欄に「普通二輪は小型二輪に限る」などと書かれている場合は、乗れる排気量がさらに限られます。昔の呼び方と今の区分の関係は中型二輪と大型二輪の違いで紹介しています。

2 体と感覚がどのくらい残っているか

しばらく乗っていない間に、反応の速さや体の柔らかさは少しずつ変わっていきます。久しぶりにまたがると、思った以上に重く感じることも多いですよね。

まずは自分の今の感覚を知ることが、安全に戻るための出発点です。

3 手元に昔のバイクがあるか

実家の倉庫やガレージに、昔のバイクが眠っているという方もいます。乗るのか、直すのか、手放すのかで、予算もかかる時間も大きく変わります。

最初の週にやっておきたいこと
  • 免許証の種類欄と条件等の欄を見る
  • 免許の有効期限が切れていないか見る
  • 手元のバイクの車検証やナンバーの場所を探す
  • 昔の装備がまだ使えるかを見ておく
  • 家族に「バイクに戻りたい」と話しておく

ブランクの長さ別 準備の時間軸表

この章のポイント

ブランクが短いか長いかで、準備の重さは変わります。「免許」「体」「装備」「バイク」の4つを、ブランク別に並べてみました。

『自分はどのくらい準備が要るんだろう』と迷ったら、下の表で自分に近い行を見てみてください。年数の区切りは目安で、乗っていた頻度によっても変わります。

ブランク免許体装備バイク
数年程度普通二輪があれば大型へ進む軽いバイクで勘を戻す傷みがなければ使える物もある今のバイクで練習してから大型へ
10年前後有効期限と区分を確かめる教習で基本からやり直すヘルメットは買い替えを考える昔のバイクの状態を見て判断
20年以上免許の種類から確かめ直す時間をかけて慣らすほぼ一式そろえ直す手放すか直すかを先に決める
ブランクの長さ別に、免許・体・装備・バイクの準備を並べた時間軸表の図解

ブランクが数年程度なら

普通二輪の感覚が残っているうちに、大型二輪の教習へ進むのも一つの方法です。普通二輪を持っていれば、大型二輪の技能はMTで12時限からです。

ただ、時限数は最短の数です。感覚が戻るまで補習が入ることもあるので、日程は少し余裕を見ておきましょう。

ブランクが10年前後なら

教習所で基本からやり直すつもりで向き合うと、気持ちの面でも楽になります。昔の自己流の癖が残っていると、かえって教習で直されることが多いからです。

例えばこんな場面です。昔の感覚で交差点を曲がろうとして、目線が近すぎると指摘されることがあります。そこで素直に直せる人ほど、上達も早いと言われます。

ブランクが20年以上なら

装備もバイクも、ほぼ新しくそろえる前提で考えた方が安心です。ヘルメットは見た目がきれいでも、長い年月で内側の素材が傷んでいることがあります。

体を慣らす時間も、少し長めに見ておきましょう。焦らずに進めることが、結果的にいちばんの近道です。

装備はどこから見直す?

装備は、命を守る物から順に見直すのがおすすめです。まずはヘルメット、次にグローブとブーツ、最後にジャケットという順番で考えると、予算も組み立てやすくなります。

装備見直す目安選ぶ時のポイント
ヘルメット長く使っていない物は買い替えを考える店頭で試着して頭の形に合わせる
グローブ硬くなっていたら買い替えレバーを握りやすい厚さか
ブーツ靴底がすり減っていたら買い替えくるぶしを覆えるか
ジャケット体型が変わっていたら見直す肩や肘の守りがあるか

装備の選び方は大型二輪のヘルメットと装備の選び方で詳しく紹介しています。

よくある失敗

昔乗れていたからと、久しぶりにいきなり公道で大型に乗るケースです。ブランクの間に感覚は変わっているので、教習や練習で慣らしてから公道に出ましょう。

普通二輪を持っているリターンライダーの取り方

先に結論

普通二輪を持っているなら、教習所で技能12時限(MT)から大型二輪を目指せます。学科教習はありません。

『普通二輪を持っているから、教習はすぐ終わるのでは』と期待する方も多いですよね。実際、時限数は大きく減りますが、重さに慣れるまでは時間がかかることもあります。

指定教習所の時限数は、道路交通法施行規則で決まっています。1時限は50分で、表の数字は最短の時限数です。

今持っている免許大型二輪MT 技能大型二輪AT 技能学科
普通二輪12時限9時限0時限
AT限定の普通二輪16時限10時限0時限
普通免許など(四輪)31時限24時限1時限
免許なし・原付だけ36時限29時限26時限

普通二輪を持っている人の詳しい教習の流れは普通二輪ありで大型二輪を取るで紹介しています。

教習所か、試験場での一発試験か

教習所に通わず、試験場で直接試験を受ける方法もあります。警視庁の案内では、普通二輪免許を持っていれば大型二輪の学科試験は免除されます。

東京都の例では、直接受験の手数料は運転免許証のみの場合で計6,900円です。合格後には大型二輪の取得時講習を受ける必要があり、講習料は18,450円と案内されています(一部または全部が免除される人もいます)。

比べる点教習所試験場(一発試験)
練習の機会教習の中で練習できる自分で練習の場を探す
不合格の時補習と再検定受け直すたびに受験料と試験車使用料
向く人ブランクが長い人感覚が残っていて練習の当てがある人

ブランクが長い人ほど、教習所で基本からやり直す方が安心です。試験場で受ける流れは大型二輪の一発試験とはで紹介しています。

ブランクがある人の教習所選び

ブランクのある人は、料金だけで教習所を選ばない方が安心です。補習の扱いや予約の取りやすさで、通いやすさが大きく変わるからです。

問い合わせの時は、こんなふうに聞いてみてください。

「普通二輪は持っていますが、20年以上乗っていません。補習が必要になった時の料金と予約の取り方を教えてください」

ブランクの事情を先に伝えておくと、教習の進め方を相談しやすくなります。二輪の教習は9か月以内に終える決まりがあるので、通えるペースも一緒に考えておきましょう。

年齢のこと

大型二輪の免許は18歳から受けられます。知恵袋などには、40代や50代、定年を機に大型二輪に挑戦するという相談も多く寄せられています。

年齢と免許の関係は大型二輪は何歳から?で詳しく紹介しています。

公道に戻る前に知っておきたいルール

この章のポイント

大型二輪を新しく取ると、免許を受けた日から通算1年までは初心運転者期間です。二人乗りや高速道路の決まりも、昔と同じ感覚でいると戸惑うことがあります。

『昔は友達を後ろに乗せて走っていたし』と思う方もいるかもしれません。ただ、二人乗りは免許を持っていた期間の条件があるので、ここは確かめておきたいところです。

決まり大型二輪の内容
初心運転者期間免許を受けた日から通算1年まで
一般道の二人乗り大型二輪免許を受けて通算1年から(普通二輪を今も持ち、通算1年以上なら除外)
高速道路の二人乗り20歳以上で、大型二輪免許を受けて通算3年から(普通二輪を今も持ち、通算3年以上なら除外)
高速道路の法定最高速度時速100キロメートル(標識があればそれに従う)
ヘルメット運転者も後ろに乗せる人もかぶる義務

普通二輪を長く持っているリターンライダーなら、大型二輪を取った直後でも二人乗りの条件を満たしていることが多いです。期間に免許の効力が停止されていた期間は含めないので、当てはまるか迷ったら警察の公式案内で確かめておきましょう。

高速道路は慣れてから

大型二輪は高速道路を走れますが、法定最高速度は時速100キロメートルです。標識で別の速度が決められている区間は、その標識に従います。

風を受ける量や、合流での加速の感覚は、一般道とはまるで違います。一般道で大型の重さに慣れてから、交通量の少ない時間帯に短い区間で試すと安心です。

慣らし運転のつもりで走る

公道に戻ったら、最初は短い距離と走り慣れた道から始めるのがおすすめです。交通量の少ない時間帯を選ぶと、落ち着いて感覚を取り戻せます。

『昔はこのくらい平気だった』という気持ちが出てきた時ほど、ペースを落としてみてください。無理をしないことが、長くバイクを楽しむいちばんのコツです。

公道に戻るまでの順番
  1. 免許証で種類と有効期限を確かめる
  2. 装備をそろえ直す
  3. 教習や練習で大型の重さに慣れる
  4. 近所の走り慣れた道を短く走る
  5. 少しずつ距離と道の種類を広げる

昔のバイクを手放す?残す?判断表

先に結論

昔のバイクは、動くか、書類がそろっているか、これから乗るつもりがあるかで答えが変わります。大型に乗り換える予定なら、今のバイクの査定で手取りを確かめてから次の1台を決めるのがおすすめです。

『思い出のバイクだから手放したくない』という気持ちも、よく分かります。ただ、置いておくだけでも税金や保管の手間はかかり続けるんです。

置いておくだけでもかかるもの

軽自動車税は、毎年4月1日に所有している人にかかります。東京都港区の例では、250ccを超える二輪の小型自動車で年6,000円です。

250ccを超えるバイクには車検もあり、初回は3年、2回目以降は2年ごとです。乗らないまま車検が切れているバイクを公道で動かすには、車検を受け直す必要があります。

昔のバイクの状況おすすめの考え方次にやること
動く・書類がある・乗り換える予定売って次の1台の予算に回す買取の無料査定で手取りを確かめる
動く・書類がある・乗り続けたい2台持ちで残す維持費と保険を見直す
動かない・長く置いたまま直すか手放すかを決める修理の見積もりと査定を比べる
書類やナンバーが見当たらない手続きの方法から確かめる運輸支局や市区町村に相談する
もう乗る予定がない手放す売るか廃車にするかを選ぶ
昔のバイクの状況から、売る・残す・直す・手放すを選ぶ判断表の図解

売る前に確かめておきたいこと

査定額は、車種・年式・状態・時期で変わります。動かないバイクでも、売り方によっては値段がつくことがあるので、最初から廃車と決めつけないでおきましょう。

査定の前に用意しておきたいもの
  • 250cc超なら車検証、250cc以下なら軽自動車届出済証
  • 自賠責保険の証明書
  • 鍵(スペアキーがあれば一緒に)
  • 取扱説明書や外した純正部品

家族とは、こんな会話になるかもしれませんね。

「大型を買うなら、倉庫の古いバイクはどうするの?」
「一度査定してもらって、いくらになるか見てから決めようと思う」

大型二輪でリターンして乗り換えるなら、今のバイクがいくらになるかを先に確かめておくと、次の1台の予算が立てやすくなります。

バイク買取マッスル

大型に乗り換える前に、今のバイクがいくらになるか確かめてみませんか

今の普通二輪や乗らなくなったバイクがあるなら、バイク買取の無料査定サービスで今の値段を確かめる方法があります。売るかどうかは査定額を見てから決められます。

無料バイクの無料査定を申し込む

(バイク買取サービスの公式サイトに移動します)

乗り続けるなら維持費の見直しを

2台持ちにする場合は、軽自動車税や保険も2台分になります。乗る回数が片方に偏りそうなら、1年後にどちらを残すかを先に決めておくと迷いません。

自賠責保険も2台分です。250cc超の小型二輪自動車の24か月の保険料は、2026年10月31日までに始まる契約で8,760円、2026年11月1日以降に始まる契約で9,640円です。

書類が見当たらない時は

昔のバイクだと、書類やナンバーがどこにあるか分からないこともあります。250cc超のバイクを手放す手続きは運輸支局で行い、車検証やナンバープレートなどが必要です。

250cc以下の軽二輪の例では、ナンバーを返せない時に警察署への届出と理由書が必要と案内されています。まずは書類がそろっているかを確かめ、足りない物は運輸支局で手続きの方法を聞いてみましょう。

売る流れや売り先の選び方は大型バイクの買取で、乗らなくなったバイクの扱い方は乗らなくなった大型バイクはどうする?で紹介しています。

大型二輪リターンでよくある相談

この章のポイント

知恵袋などに寄せられる、リターンライダーと大型二輪にまつわる相談を3つ取り上げます。どれも、同じように迷っている人が多い悩みです。

相談1 子育てが落ち着いて久しぶりに乗りたい。大型からでいい?

「子どもが大きくなり、久しぶりにバイクに乗ろうと思う。いきなり大型二輪を目指していいのか」という相談です。何年も乗っていないと、どこから始めればいいか迷いますよね。

普通二輪を持っているなら、大型二輪の教習で基本から慣らし直す方法があります。教習所の中で練習できるので、公道にいきなり出るより安心です。

ブランクが長い場合は、補習を見込んだ日程にしておくと気持ちに余裕が生まれます。

相談2 長いブランクの後の教習で、一本橋から落ちてしまう

「何十年ぶりかで大型二輪の教習に通っているが、一本橋でときどき落ちてしまう」という相談もあります。一本橋は、大型二輪では10秒以上かけて渡る課題です。

目線を遠くに置き、膝で車体を挟み、半クラッチとリアブレーキで速さを整えるのが基本です。うまくいかない時は、教官に具体的に聞いてみてください。

「途中から速くなってしまうのですが、どこを見ればいいですか?」と聞くと、自分に合ったアドバイスがもらえます。練習のコツは大型二輪の一本橋のコツで紹介しています。

相談3 大型に乗っていたけれど、小さいバイクに戻る人もいる?

「大型バイクに乗ってきた人の中に、250ccや125ccに落ち着く人もいるのか」という相談です。年齢や使い方の変化で、扱いやすい大きさを選び直す人がいるのは自然なことです。

大型二輪免許があれば、普通二輪や原付のバイクにも乗れます。大型を取っておけば、その時々の暮らしに合わせて大きさを選べるのは心強いですよね。

補足

リターンして最初の1台をどう選ぶかは、大型二輪のバイクの選び方で、足つき・重さ・使い方・維持費の4点から紹介しています。

よくある質問

昔の中型の免許で大型バイクに乗れますか?

乗れません。免許証の種類欄が「普自二」なら、乗れるのは400cc以下のバイクです。大型バイクに乗るには、大型二輪の免許を新しく取る必要があります。

普通二輪を持っていれば大型二輪の教習は何時限ですか?

指定教習所の技能教習は、MTで最短12時限、ATで最短9時限です。学科教習はありません。ブランクがある場合は補習が入ることもあります。

大型二輪を取ってすぐ二人乗りできますか?

一般道なら、普通二輪免許を今も持っていて通算1年以上あれば、大型二輪を取った直後でもできます。高速道路は20歳以上で通算3年以上の条件があるので、警察の公式案内で確かめておきましょう。

リターンするなら教習所と一発試験のどちらがいいですか?

ブランクが長いなら、教習所で基本からやり直す方が安心です。感覚が残っていて練習の当てがあるなら、試験場で直接受ける方法もあります。

長く乗っていないバイクは売れますか?

動かないバイクでも、売り方によっては値段がつくことがあります。査定額は車種・年式・状態・時期で変わるので、修理の見積もりと査定を比べてから決めるのがおすすめです。

まとめ

この記事の要点
  • 大型二輪でリターンする時は、まず免許証の種類欄で今の免許を確かめる
  • ブランクの長さに合わせて、免許・体・装備・バイクの準備を順に進める
  • 普通二輪があれば、大型二輪の技能はMTで最短12時限から
  • 大型二輪を新しく取ると、通算1年までは初心運転者期間になる
  • 乗り換える予定なら、昔のバイクの査定で手取りを確かめてから次の1台を決める
大型二輪ドットコム

大型二輪ドットコム 編集部

大型二輪(大型自動二輪)免許の取り方・費用・教習の流れから、普通二輪からのステップアップ、免許を取った後のバイク選び、乗り換えや手放し方まで、大型二輪にまつわる疑問を整理している情報サイトです。 公式サイト

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