大型二輪免許はいらない?普通二輪で足りる人・大型が向く人

大型二輪免許はいらないのかを、普通二輪で足りる人と大型が向く人に分けて紹介する記事のアイキャッチ

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『大型二輪免許って、本当に要るのかな』『普通二輪で十分という声も聞くし、お金と時間をかける意味があるのか分からない』と迷っている方も多いですよね。周りの意見が人によってばらばらなので、余計に決めにくいものです。

結論から言うと、大型二輪免許がいらないかどうかは「乗りたいバイクが400ccを超えるか」と「どんな使い方をするか」で決まります。普通二輪で足りる人も、大型が向く人も、どちらもいるんです。

この記事を読めば、使い方ごとの判定表で自分に大型二輪免許が要るかを決め、乗り換えるならどんな順番で進めるかまで分かります。

目次

大型二輪免許はいらない?結論は使い方で決まる

先に結論

普通二輪免許で乗れるのは総排気量400cc以下のバイクです。乗りたいバイクが400cc以下で、使い方も普通二輪の範囲に収まるなら、大型二輪免許はいらないと言えます。

『大型を持っていないと、高速道路も走れないのでは』と思っている方もいるかもしれません。実は、普通二輪でも125ccを超えるバイクなら高速道路を走れます。

まずは、普通二輪と大型二輪でできることの違いを見てみましょう。

できること普通二輪免許大型二輪免許
乗れるバイクの排気量400cc以下上限なし
高速道路125cc超のバイクなら走れる走れる
高速の法定最高速度時速100キロメートル時速100キロメートル
一般道の二人乗り免許を受けて通算1年から免許を受けて通算1年から(普通二輪を1年以上持っていれば除外)
高速の二人乗り20歳以上で通算3年から20歳以上で通算3年から(普通二輪を3年以上持っていれば除外)
受けられる年齢16歳以上18歳以上

表を見ると、できることの差は「400ccを超えるバイクに乗れるかどうか」に集まっているのが分かりますよね。高速道路も二人乗りも、普通二輪で十分にできるんです。

普通二輪と大型二輪の違いは大型二輪と普通二輪の違いでさらに詳しく紹介しています。

大型二輪免許があれば普通二輪のバイクにも乗れる

大型二輪免許は、普通二輪の範囲を丸ごと含む上位の免許です。大型二輪を取れば、400cc以下のバイクや原付にもそのまま乗れます。

『大型を取ったら小さいバイクに乗るのはもったいない?』と考える必要はありません。その時々の使い方に合わせて、大きさを選べるのが大型二輪免許の強みです。

使い方別 普通二輪で足りるかの判定表

この章のポイント

街乗り、ツーリング、高速道路、二人乗りなど、使い方ごとに普通二輪で足りるかを判定しました。自分がいちばんやりたい使い方の行を見てみてください。

『自分の使い方だと、どっちなんだろう』と迷ったら、この表がいちばんの近道です。判定はあくまで目安で、最後は乗りたいバイクで決まります。

使い方普通二輪で足りるか大型二輪が向く場面
通勤・通学・街乗り足りることが多い特になし。取り回しの軽さが大事
休日の近場のツーリング足りることが多い乗りたいバイクが400cc超の時
高速道路を使う長距離ツーリング足りる(125cc超)余裕のある走りや疲れにくさを求める時
二人乗り足りる(期間の条件あり)二人と荷物を乗せて遠くへ行く時
キャンプなど荷物の多い旅足りることもある積載に向いた大きな車体を選びたい時
乗りたいバイクが決まっているそのバイクの排気量次第400ccを超えていれば大型が要る
使い方ごとに、普通二輪で足りるか大型二輪が向くかを判定する表の図解

街乗り・通勤なら

街中では、信号で止まったり、狭い駐輪場に入れたりする場面が多いですよね。こういう使い方では、排気量よりも車体の軽さと扱いやすさが大事になります。

例えばこんな場面です。マンションの駐輪場で、毎朝バイクを押して向きを変える。この動きが軽く済むかどうかで、毎日の疲れ方が変わってきます。

ツーリングなら

近場のツーリングなら、普通二輪で物足りなさを感じない人も多いはずです。一方で、遠くまで走ることが増えると、大きな排気量の余裕を求める声もよく聞きます。

『上り坂や追い越しで、もう少し力があったら』と感じ始めたら、大型を考えるタイミングかもしれません。

高速道路・二人乗りなら

高速道路は、普通二輪でも125ccを超えるバイクなら走れます。二人乗りも、免許を持っていた期間の条件を満たせば普通二輪でできます。

大型二輪免許だから二人乗りが早くできる、ということはありません。二人乗りの条件は、免許の種類よりも持っていた期間で決まるんです。

例えば、普通二輪を2年持っている人が大型二輪を取った場合を考えてみます。一般道なら、普通二輪を今も持っていて通算1年以上あるので、大型を取った直後から二人乗りできます。

高速道路の二人乗りは、20歳以上で通算3年の条件です。期間には免許の効力が停止されていた期間を含めないので、当てはまるか迷ったら警察の公式案内で確かめておきましょう。

よくある失敗

「大型を取れば、すぐ高速で二人乗りできる」と考えて取るケースです。高速の二人乗りは20歳以上で通算3年の条件があるので、取る前に自分が当てはまるかを確かめておきましょう。

大型二輪免許はいらないと言われる理由

先に結論

いらないと言われる主な理由は、教習の時間と費用、維持費、車体の重さの3つです。どれも、使い方によっては気にならないこともあります。

『わざわざ大型を取らなくても』という声には、ちゃんと理由があるんです。ここでは、よく挙がる理由を一つずつ見ていきます。

理由1 教習の時間と費用がかかる

指定教習所の時限数は、道路交通法施行規則で決まっています。1時限は50分で、表の数字は最短の時限数です。

今持っている免許普通二輪MT 技能大型二輪MT 技能
免許なし・原付だけ19時限36時限
普通免許など(四輪)17時限31時限
普通二輪なし12時限

教習の料金は、地域や時期、教習所、持っている免許で変わります。例えば、大阪府のある教習所が公開している料金(2026年10月閲覧・税込)では、普通免許などを持つ人の普通二輪MTが101,200円、大型二輪MTが172,700円です。

同じ教習所では、普通二輪MTを持っている人の大型二輪MTが94,600円と案内されています。普通二輪から段階を踏むと合計は大きくなりますが、その間に公道の経験を積めるという良さもあります。

通う時間も考えておく

教習は1日に受けられる技能の時限に上限があり、原則3時限まで、最初の段階は2時限までです。二輪の教習は9か月以内に終える決まりもあります。

仕事をしながら通う人にとっては、時限数の差がそのまま通う日数の差になります。『平日の夜しか通えない』という方は、この点も含めて考えてみてください。

理由2 維持費が上がることがある

大型二輪のバイクは、道路運送車両法ではすべて250ccを超える「小型二輪車」に入ります。そのため、車検があり、軽自動車税も250cc以下より高くなります。

比べる点126〜250cc250cc超(400ccクラスと大型)
車検なしあり(初回3年・以降2年)
軽自動車税(港区の例・年額)3,600円6,000円
自賠責24か月(2026年10月31日までに始まる契約)8,920円8,760円
自賠責24か月(2026年11月1日以降に始まる契約)9,780円9,640円

実は、普通二輪でも400ccクラスなら車検も税も大型と同じ区分です。『大型にすると維持費が跳ね上がる』と思われがちですが、250ccを超えるかどうかが分かれ目なんです。

理由3 車体が重く、扱いに慣れが要る

大型二輪の試験に使うバイクは、富山県警の基準で車両重量200キログラム以上とされています。普通二輪の試験車は140キログラム以上なので、重さの差は大きいですよね。

取り回しや駐車の場面で、重さを負担に感じる人もいます。毎日の足として使うなら、この点は特に考えておきたいところです。

例えばこんな場面です。少し傾いた駐車場でバイクを後ろに下げようとしたら、思ったより重くて足が踏ん張れなかった。こういう小さな場面の積み重ねが、普段使いのしやすさを左右します。

ただ、重さは慣れと体の使い方でかなり楽になります。大型が向くかどうかは、重さそのものより、どんな場面で乗ることが多いかで考えてみてください。

普通二輪で足りる人の良さ
  • 教習の時間と費用を抑えられる
  • 250cc以下なら車検がない
  • 軽いバイクで取り回しが楽
普通二輪だと届かないこと
  • 400ccを超えるバイクには乗れない
  • 乗りたいバイクの選択肢が限られる
  • 後から大型を取る時に教習が別にいる

大型二輪免許を取った方がいい人

この章のポイント

乗りたいバイクが400ccを超えている人は、迷わず大型二輪免許が要ります。それ以外にも、大型を取っておくと後悔しにくい人がいます。

『いつか乗るかもしれないし、今のうちに取っておくべき?』という相談もよくあります。取るかどうかは、次のチェックで考えてみてください。

大型二輪免許が向く人のチェック
  • 乗りたいバイクが400ccを超えている
  • 高速道路を使う長距離のツーリングが多い
  • 二人と荷物を乗せて遠くへ行きたい
  • 教習に通う時間と費用を今なら用意できる
  • 将来、バイクの大きさを自由に選びたい

2つ以上当てはまるなら、大型二輪免許を取る価値は十分にあります。1つも当てはまらないなら、今は普通二輪で楽しんで、必要を感じた時に取るのも立派な選び方です。

後から取る時のこと

普通二輪を持っていれば、後から大型二輪を取る時の技能はMTで12時限です。学科教習もないので、乗りたいバイクが見つかってから取っても遅くはありません。

ただし、年齢や仕事の事情で、まとまった時間が取りにくくなることもあります。『取れる時に取っておきたい』という考え方も、自然な選択です。

まだ二輪の免許がない人は

これから初めて二輪の免許を取る人は、普通二輪から始めるか、いきなり大型二輪を取るかでも迷いますよね。普通免許などを持っている場合、技能は普通二輪MTで17時限、大型二輪MTで31時限です。

あなたの状況向きやすい選び方理由
乗りたいバイクが400cc超と決まっているいきなり大型二輪教習が1回で済む
まずはバイクに慣れたい普通二輪から軽いバイクで経験を積める
乗りたいバイクが決まっていない普通二輪から必要になった時に大型へ進める

どちらを選んでも、大型二輪の免許にたどり着くことはできます。今の自分の目的に合う方を選ぶのが、いちばん後悔の少ない決め方です。

途中で迷いが出たら

教習に通い始めてから、『やっぱり自分には大型はいらなかったかも』と迷う人もいます。そんな時の考え方は大型二輪を諦めた・諦めそうな時にで紹介しています。

大型に乗り換えるなら、今のバイクをどうする?判断表

先に結論

普通二輪から大型へ乗り換えるなら、今のバイクを売るか残すかを先に決めておくと、免許とバイクの予算が立てやすくなります。乗り換え予定で今のバイクがあるなら、買取の無料査定で手取りを確かめてから次を決めるのがおすすめです。

『大型を取ったら、今のバイクはどうしよう』と悩む方も多いですよね。乗り換えには、免許を取る、次のバイクを決める、今のバイクを手放す、の3つの段取りがあります。

あなたの状況おすすめの考え方次にやること
大型に乗り換える予定・今のバイクがある売って次の1台の予算に回す買取の無料査定で手取りを確かめる
教習中も今のバイクで練習したい免許を取ってから売る免許の目処が立ったら査定を受ける
2台持ちで使い分けたい残して維持費を見直す税と保険を2台分で計算する
大型はいらないと決めた今のバイクに乗り続ける維持費の見直しで乗りやすくする
家に使っていないバイクがある乗らないなら手放す売るか廃車にするかを選ぶ
大型に乗り換えるか普通二輪で乗り続けるかで、今のバイクを売るか残すかを選ぶ判断表の図解

乗り換えの順番

乗り換えまでの流れ
  1. 使い方の判定表で大型が要るかを決める
  2. 大型二輪の教習の日程と予算を組む
  3. 今のバイクの査定で手取りを確かめる
  4. 免許を取ってから次のバイクを決める
  5. 納車の時期に合わせて今のバイクを手放す

査定額は、車種・年式・状態・時期で変わります。数字が分かると、次の1台の上限が決まり、探す範囲がぐっと絞れるんです。

家族とは、こんな会話になるかもしれませんね。

「大型の免許を取るのはいいけど、今のバイクはどうするの?」
「一度査定してもらって、その分を次のバイクの頭金にするつもり」

大型に乗り換えるなら、今の普通二輪のバイクがいくらになるかを先に確かめておくと、次の1台の予算が立てやすくなります。

バイク買取マッスル

大型に乗り換える前に、今のバイクがいくらになるか確かめてみませんか

今の普通二輪や乗らなくなったバイクがあるなら、バイク買取の無料査定サービスで今の値段を確かめる方法があります。売るかどうかは査定額を見てから決められます。

無料バイクの無料査定を申し込む

(バイク買取サービスの公式サイトに移動します)

売る前に用意しておきたいもの

売ると決めたら、書類と付属品を先にそろえておくと手続きが落ち着いて進みます。250ccを超えるバイクなら車検証、250cc以下なら軽自動車届出済証が手続きのもとになります。

査定の前に確かめておきたいこと
  • 車検証または軽自動車届出済証がそろっているか
  • 自賠責保険の証明書があるか
  • スペアキーや取扱説明書が残っているか
  • 外した純正部品が家に残っていないか
  • 次のバイクの納車まで、移動の足をどうするか

売る時の書類は大型バイクを売る時に必要な書類と準備で詳しく紹介しています。

乗り続けるなら維持費を見直す

大型はいらないと決めた方や、2台持ちにする方は、維持費を見直しておくと安心です。任意保険の補償内容や、乗る回数に合った使い方を一度整理してみてください。

乗り換えの段取りは普通二輪から大型バイクへ乗り換える手順で、詳しく紹介しています。

大型二輪免許がいるか迷った時によくある相談

この章のポイント

知恵袋などに寄せられる、大型二輪免許が要るかどうかにまつわる相談を3つ取り上げます。

相談1 普通二輪はある。大型も取っておいた方がいい?

「普通二輪免許は持っているが、大型二輪も取っておいた方がいいのか」という相談です。周りに大型を勧める人が多いと、気持ちが揺れますよね。

結論から言うと、乗りたいバイクが400ccを超えているかで決めるのがいちばん分かりやすいです。友達に勧められたから、という理由だけで決めると、通う途中で気持ちが続かないこともあります。決まっていないなら、乗りたい1台が見つかってから取っても、技能12時限で進められます。

相談2 大型二輪を持っているのに原付に乗るのは損?

「大型二輪の免許を持っているのに、原付に乗るのは損なのか」という相談もあります。大型二輪免許があれば、原付にも普通二輪のバイクにも乗れます。

どの大きさに乗るかは、使い方で選べばいいんです。街乗りは小さいバイク、ツーリングは大型と使い分ける人もいます。

ただし、新基準原付は125cc以下で最高出力4.0kW以下に制御された車両で、従来のピンクや黄色のナンバーの125ccのバイクとは別物です。大型二輪免許ならどちらにも乗れますが、原付免許だけの人は従来の125ccには乗れない点も覚えておくと話がかみ合います。

相談3 大型を取ると、免許証には何と書かれる?

「大型二輪の免許を取ると、免許証には大型と普通の両方が書かれるのか」という相談です。免許証の種類欄では、大型自動二輪車免許は「大自二」、普通自動二輪車免許は「普自二」と書かれます。

免許証の書かれ方は大型二輪の免許証の見方で詳しく紹介しています。

補足

大型二輪免許で乗れるバイクのタイプは、大型二輪免許で乗れるバイクで紹介しています。乗りたいバイクのイメージが固まると、免許が要るかも決めやすくなります。

よくある質問

大型二輪免許はいらないって本当ですか?

乗りたいバイクが400cc以下で、使い方も普通二輪の範囲に収まるなら、いらないと言えます。高速道路も二人乗りも、条件を満たせば普通二輪でできます。

大型二輪免許を取ると維持費は上がりますか?

250ccを超えるバイクは車検があり、軽自動車税も250cc以下より高くなります。ただ、普通二輪でも400ccクラスなら同じ区分なので、免許よりも乗るバイクで決まります。

大型二輪免許があれば原付や125ccにも乗れますか?

乗れます。大型二輪免許で運転できるのは、大型自動二輪車と普通自動二輪車、小型特殊自動車、原動機付自転車です。

後から大型二輪を取るのは大変ですか?

普通二輪を持っていれば、大型二輪の技能はMTで最短12時限で、学科教習はありません。乗りたいバイクが見つかってから取っても間に合います。

まとめ

この記事の要点
  • 大型二輪免許がいらないかは、乗りたいバイクの排気量と使い方で決まる
  • 高速道路も二人乗りも、条件を満たせば普通二輪でできる
  • いらないと言われる理由は、教習の時間と費用、維持費、車体の重さ
  • 乗りたいバイクが400ccを超えるなら、大型二輪免許が要る
  • 乗り換えるなら、今のバイクの査定で手取りを確かめてから次の1台を決める
大型二輪ドットコム

大型二輪ドットコム 編集部

大型二輪(大型自動二輪)免許の取り方・費用・教習の流れから、普通二輪からのステップアップ、免許を取った後のバイク選び、乗り換えや手放し方まで、大型二輪にまつわる疑問を整理している情報サイトです。 公式サイト

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