大型二輪のヘルメットと装備の選び方|教習から公道まで

大型二輪のヘルメットの選び方と、教習から公道までにそろえる装備を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が警察庁・各都道府県警察などの公式情報や読者の声を調べて独自に執筆しています。教習の時限数・手数料・法令は改定されることがあるため、最新の公式案内で確認してください。本ページにはプロモーションが含まれます。

大型二輪の教習や公道デビューが近づくと、『ヘルメットはどれを買えばいいの?』『大型だと特別な物が要るの?』と迷いますよね。

結論から言うと、大型二輪のヘルメットは排気量で選ぶ物ではありません。頭に合っていること、守れる範囲が広いこと、走る場面に合うことの3つで選ぶのがコツです。

この記事を読めば、ヘルメットの形の違いと、装備を役割で分けてそろえる順番が分かります。

目次

大型二輪のヘルメットに決まりはある?

先に結論

大型自動二輪車や普通自動二輪車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶらずに運転してはいけません。かぶっていない人を後ろに乗せて運転することもできません。

『大型だと、ヘルメットの決まりも厳しくなるの?』と思う方も多いはずです。実は、ヘルメットの着用義務は大型二輪と普通二輪で同じ条文に書かれています。

原付の運転者にも着用義務があり、特定小型原付は努力義務です。乗り物ごとの違いを表で見ておきましょう。

乗り物ヘルメット後ろに乗せる人
大型自動二輪車着用義務かぶっていない人を乗せて運転できない
普通自動二輪車着用義務かぶっていない人を乗せて運転できない
一般原付着用義務二人乗りはできない
特定小型原付努力義務なし
大型二輪のヘルメットの選び方を、頭に合う・守れる範囲・走る場面の3つで示した図解

「大型二輪まで使えるヘルメット」はある?

『このヘルメットは250ccまで』のように、排気量で使える物が分かれていると思っている方もいますよね。法律の決まりは「乗車用ヘルメットをかぶる」ことで、排気量で分けているわけではありません。

ただ、大型で高速道路を走るなら、風や虫が顔に当たりにくい形の方が楽です。どの形が向くかは、次の章で見ていきます。

後ろに乗せる人のヘルメットも考えておく

二人乗りをするなら、後ろに乗る人もヘルメットをかぶっていないと運転できません。自分の物だけそろえて、同乗者の分を忘れることもあるんです。

「今度、後ろに乗せてよ」「いいけど、ヘルメットは持ってる?」。こんなやりとりになった時に慌てないよう、同乗者の頭に合う物を用意しておきましょう。二人乗りがいつからできるかは、免許を持っていた期間で変わります。

詳しくは大型二輪で二人乗りはいつから?で紹介しています。

形で選ぶ:フルフェイス・システム・ジェット・半キャップ

先に結論

迷ったら、あごまで覆うフルフェイスを基準に考えると選びやすくなります。高速道路や長い距離を走るほど、顔まで覆う形の楽さを感じやすいからです。

お店に行くと、ヘルメットの形が多くて迷いますよね。ここでは、よく見かける4つの形を、大型二輪で乗る場面と合わせて比べました。

形覆う範囲向く場面気になる点
フルフェイス頭から顔・あごまで高速道路・長距離・教習夏は暑く、かぶる時に少し手間
システム(あご部分が上がる)頭から顔・あごまで休憩が多いツーリング同じ形のフルフェイスより重くなりやすい
ジェット頭と顔の横街乗り・近場あごが出ていて、風を受けやすい
半キャップ頭の上短い距離顔と耳まわりが出る

『半キャップは法律違反なの?』という質問もよく見かけます。形そのものが法律でどう扱われるかは、買う前に販売店や警察の案内で確かめてみてください。

色とシールドも走る時間で選ぶ

ヘルメットの色は好みで選んでかまいません。ただ、夕方や夜に走ることが多いなら、明るい色の方が周りから見つけてもらいやすくなります。

シールドも、透明な物と色の付いた物があります。まぶしいから色付きにしたいと思っても、暗くなってからも走るなら、透明なシールドで考えておくと安心です。

大型ならではの選び方

大型バイクは、普通二輪より速度を出せる場面が増えます。速度が上がるほど、顔に当たる風は強くなりますよね。

だからこそ、高速道路を走る予定がある人は、顔まで覆う形を選ぶ人が多いんです。高速道路での注意点は大型二輪で高速道路を走るにはで紹介しています。

よくある失敗

見た目だけで選んで、頭に合わない大きさを買ってしまうことです。ゆるいヘルメットは走っている時にずれやすく、きついと頭が痛くなります。お店で実際にかぶって、首を振ってもずれないかを確かめておきましょう。

お店でかぶる時の確かめ方

サイズ表だけで選ぶと、頭の形に合わないこともありますよね。お店では、少し時間をかけてかぶってみるのがおすすめです。

かぶった時に確かめること
  • ほおが軽く押される程度の締まりがあるか
  • 首を左右に振ってもヘルメットがずれないか
  • 額やこめかみに痛い所がないか
  • あごひもを締めて、口を開けても苦しくないか
  • メガネをかける人は、かけたままかぶれるか

装備は「守る・見せる・快適」の3つの役割で分ける

先に結論

装備は「体を守る物」「周りに見つけてもらう物」「長く乗っても疲れにくくする物」の3つに分けて考えると、何から買えばいいかが見えてきます。まず守る物からそろえるのがおすすめです。

ヘルメット以外の装備も、そろえ始めると数が多いですよね。全部いっぺんに買うと予算が足りない、という声もよく聞きます。

そこで、装備を役割ごとに分けて、優先する順番を決める表を作りました。

役割主な装備選ぶ時に見ることそろえる順番
守るヘルメット・グローブ・プロテクター入りジャケット・ブーツ頭や手足に合うか。転んだ時に体を覆えるか最初に
見せる明るい色のジャケット・反射材夜や雨の日に周りから見えやすいか公道デビューまでに
快適雨具・インナー・ヘルメットのシールドの替え季節と走る距離に合うか乗りながら少しずつ
バイクの装備を守る・見せる・快適の3つの役割に分け、そろえる順番を示した図解
公道デビュー前の装備チェック
  • ヘルメットのあごひもを締めて、指が入りすぎないか確かめる
  • グローブは指先まで覆う物を選ぶ
  • ジャケットにひじや肩のプロテクターが入っているか見る
  • くるぶしまで覆う靴を用意する
  • 夜に走るなら反射材のある服を1枚持つ

例えばこんな会話もよくあります。「夏だしTシャツとジーンズでいいかな」「肌が出ていると転んだ時が心配だから、メッシュのジャケットにしよう」。暑い季節でも、守る役割の装備から考えるのが大事なんです。

守る装備で迷いやすい所

守る装備の中で、後回しにされやすいのがグローブと靴です。近所を走るだけだからと素手やスニーカーで乗ってしまう人もいますよね。

ただ、転んだ時に最初に地面に触れやすいのは手と足なんです。グローブは指先まで覆う物、靴はくるぶしまで覆う物を選ぶと安心感が違います。

見せる装備は「夜」と「雨」で考える

見せる役割の装備は、晴れた昼間だけ乗る人には要らないと思われがちです。でも、帰りが遅くなったり、急に雨が降ったりする日もありますよね。

明るい色のジャケットや反射材は、周りの車から見つけてもらうための物です。1枚持っておくだけでも、暗くなった帰り道の気持ちが楽になります。

教習から公道まで、いつ何をそろえる?

先に結論

教習中は教習所の案内に合わせ、公道デビューの前に自分の装備をそろえるのが無理のない順番です。ヘルメットを教習中に買っておくと、かぶり心地に早く慣れられます。

教習所によって、ヘルメットやプロテクターを貸してくれるかどうかは違います。教習の服装と持ち物は大型二輪の教習の服装と持ち物で詳しく紹介しています。

そろえる順番の目安
  1. 入校前に、教習所の案内で貸し出しのある装備を確かめる
  2. 教習中に、自分の頭に合うヘルメットとグローブを選ぶ
  3. 卒業検定のころに、ジャケットとブーツを決める
  4. 公道デビューの前に、雨具や反射材をそろえる
  5. 乗り始めてから、季節に合わせて快適な物を足す

季節ごとに足したい物

快適の役割の装備は、乗り始めてから季節に合わせて足していけば十分です。目安を表にしました。

季節足したい物ねらい
春・秋薄手のインナー・風を通しにくい上着朝晩の冷え対策
夏メッシュのジャケット・汗を吸うインナー暑さ対策をしながら体を守る
冬防寒用のグローブ・首まわりの防寒具指先と首の冷え対策
梅雨上下に分かれた雨具・シールドの曇り対策雨の日の視界と体温を保つ

装備の予算は、免許代やバイク本体と一緒に考えておくと慌てずに済みます。乗り出しまでのお金の考え方は大型二輪の免許とバイクの予算が参考になります。

女性の方は、頭や手の大きさに合う物を見つけるのに時間がかかることもあります。女性が大型二輪免許を取る時に知っておきたいこともあわせて読んでみてください。

装備をそろえると、次の1台にかけられるお金も気になりますよね。家にある使っていないバイクや今の普通二輪がいくらになるかを先に確かめておくと、大型の予算を立てやすくなります。

バイク買取マッスル

大型に乗り換える前に、今のバイクがいくらになるか確かめてみませんか

今の普通二輪や乗らなくなったバイクがあるなら、バイク買取の無料査定サービスで今の値段を確かめる方法があります。売るかどうかは査定額を見てから決められます。

無料バイクの無料査定を申し込む

(バイク買取サービスの公式サイトに移動します)

よくある相談:大型二輪のヘルメット選び

先に結論

相談で多いのは「教習で自分のヘルメットを使うか」「フルフェイスとジェットのどちらにするか」「半キャップでいいか」の3つです。どれも、走る場面と頭に合うかで答えが変わります。

ここでは、大型二輪のヘルメットについてよく寄せられる相談を、要約して紹介します。

教習の時、ヘルメットは自分で買った方がいい?

教習のヘルメットを自分で買ったか、借りたかを知りたいという相談です。

『どうせ買うなら、教習から使いたい』と考える方も多いですよね。自分のヘルメットだと、毎回同じかぶり心地で練習できるのがよいところです。

借りられる教習所なら、まずは借りて形やサイズの好みを確かめてから買う方法もあります。

夏の教習はフルフェイスとジェットのどちら?

夏の教習で、フルフェイスにするかジェットにするか迷っているという相談です。

ジェットは涼しく感じやすい一方、あごが出ます。公道で高速道路も走る予定なら、教習のうちからフルフェイスに慣れておくのも一つの考え方です。

教習所によって、使える形が決まっていることもあります。入校前に案内を確かめてみてください。

大型二輪で半キャップはだめ?

大型二輪に半キャップで乗ってよいのか、違法なのかという相談です。

法律で決まっているのは乗車用ヘルメットをかぶることです。形の扱いは販売店や警察の案内で確かめ、守れる範囲の広さも考えて選んでみてください。

初めての免許で、買ったヘルメットに今から慣れておくべき?

初めての免許で大型二輪を教習中に、買ったヘルメットに今のうちから慣れておくべきかという相談です。

結論から言うと、教習所で使えるなら、教習のうちから使ってみるのがおすすめです。かぶった時の視界や音の聞こえ方に慣れておくと、公道デビューの時に戸惑いにくくなります。

補足

新しいヘルメットは、最初は少しきつく感じることもあります。痛みが続く時は、買ったお店で内装の調整ができるか相談してみてください。

よくある質問

大型二輪にはヘルメットの着用義務がありますか?

あります。大型自動二輪車の運転者は乗車用ヘルメットをかぶらずに運転してはいけません。かぶっていない人を乗せて運転することもできません。

大型二輪専用のヘルメットを買う必要はありますか?

法律の決まりは乗車用ヘルメットをかぶることで、排気量で分けているわけではありません。高速道路を走るなら、顔まで覆う形が楽です。

ヘルメット以外の装備は何から買えばいいですか?

まずはグローブやプロテクター入りのジャケット、くるぶしまで覆う靴など、体を守る物からそろえるのがおすすめです。

後ろに乗る人もヘルメットが要りますか?

要ります。大型自動二輪車では、乗車用ヘルメットをかぶっていない人を乗せて運転してはいけません。同乗者の頭に合う物を用意しておきましょう。

教習所でヘルメットは借りられますか?

貸し出しがあるかは教習所によって違います。入校前に教習所の案内で確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 大型二輪のヘルメットは、運転者にも後ろに乗る人にも着用義務がある
  • ヘルメットは排気量ではなく、頭に合うか・守れる範囲・走る場面で選ぶ
  • 高速道路や長距離を走るなら、顔まで覆う形が楽
  • 装備は「守る・見せる・快適」に分け、守る物からそろえる
  • 教習中にヘルメットを決め、公道デビュー前に装備をそろえる
大型二輪ドットコム

大型二輪ドットコム 編集部

大型二輪(大型自動二輪)免許の取り方・費用・教習の流れから、普通二輪からのステップアップ、免許を取った後のバイク選び、乗り換えや手放し方まで、大型二輪にまつわる疑問を整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次