大型二輪で二人乗りはいつから?一般道と高速のルール

大型二輪の二人乗りがいつからできるかを一般道と高速道路で確かめる記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が警察庁・各都道府県警察などの公式情報や読者の声を調べて独自に執筆しています。教習の時限数・手数料・法令は改定されることがあるため、最新の公式案内で確認してください。本ページにはプロモーションが含まれます。

大型二輪の免許を取ったら、『誰かを後ろに乗せてツーリングに行きたい』と考える方も多いですよね。でも、いつから二人乗りしていいのか、一般道と高速で何が違うのかは分かりにくいものです。

結論から言うと、大型二輪の二人乗りは、一般道は免許の期間が通算1年、高速道路は20歳以上で通算3年が基本です。普通二輪を長く持っている人は、大型二輪を取った直後から二人乗りできる場合があります。

この記事を読めば、自分がいつから二人乗りできるかを、免許の経過年数と年齢の判定表で確かめられます。

目次

大型二輪の二人乗りは「一般道1年・高速3年」が基本

先に結論

大型二輪免許を受けていた期間が通算1年に達しない人は、一般道で二人乗りできません。高速道路と自動車専用道路では、20歳未満の人と、期間が通算3年に達しない人は二人乗りできません。

『免許を取ったら、すぐに誰かを乗せられると思っていた』という方もいるかもしれません。実は、二輪の二人乗りには、道路交通法で期間の条件が決められているんです。

大型二輪免許を持つ人の条件を、表にまとめてみました。

走る道二人乗りできない人例外
一般道大型二輪免許の期間が通算1年に達しない人普通二輪免許を現に受けていて、その期間が通算1年以上の人など
高速道路・自動車専用道路20歳未満の人、または大型二輪免許の期間が通算3年に達しない人普通二輪免許を現に受けていて、その期間が通算3年以上の人など

ここで言う期間からは、免許の効力が停止されていた期間は除かれます。

普通二輪だけを持つ人との違い

普通二輪免許だけを持っている人にも、よく似た条件があります。一般道は普通二輪免許の期間が通算1年、高速道路は20歳以上で通算3年です。

大型二輪免許を持っている人には、大型二輪向けの決まりが当てはまります。違いは、普通二輪の期間を「例外」として使えるかどうかなんです。

つまり、普通二輪で経験を積んでから大型二輪へ上げた人は、大型二輪を取った時点で、すでに二人乗りの条件を満たしていることがあります。反対に、いきなり大型二輪を取った人は、大型二輪の期間を一から積み上げることになります。

持っている免許一般道高速道路・自動車専用道路
普通二輪だけ普通二輪の期間が通算1年以上20歳以上で、普通二輪の期間が通算3年以上
大型二輪大型二輪の期間が通算1年以上、または普通二輪の期間が通算1年以上20歳以上で、大型二輪の期間が通算3年以上、または普通二輪の期間が通算3年以上

高速道路の走り方そのものは、大型二輪で高速道路を走るにはで紹介しています。

一般道と高速、どちらから始める?

条件を満たして二人乗りできるようになっても、最初から高速道路に出る必要はありません。速度が上がる高速道路では、二人分の重さによる止まりにくさを強く感じやすいからです。

まずは一般道で二人乗りの感覚に慣れ、そのうえで高速道路へ、と段階を踏むのがおすすめです。高速道路の条件を満たしていても、慣れるまでは一般道で練習しておきましょう。

免許の経過年数と年齢で判定する表

この章のポイント

自分がいつから二人乗りできるかは、「普通二輪の期間」「大型二輪の期間」「年齢」の3つが分かれば判定できます。表で自分の行を探してみてください。

ここが大事なところです。二人乗りの条件は、「大型二輪を取ってから何年か」だけでは決まりません。普通二輪を持っていた期間も、例外として関わってきます。

普通二輪の期間・大型二輪の期間・年齢から、一般道と高速道路で二人乗りできるかを判定する図解
普通二輪の期間大型二輪の期間年齢一般道高速道路
なし(いきなり大型)1年未満問わないできないできない
なし(いきなり大型)1年以上3年未満問わないできるできない
なし(いきなり大型)3年以上20歳以上できるできる
1年以上3年未満取った直後問わないできるできない
3年以上取った直後20歳以上できるできる
3年以上取った直後20歳未満できるできない

この表は、道路交通法の条文の読みに沿って作ったものです。普通二輪の期間は、普通二輪免許を現に受けていることが前提になります。

判定の手順

表の見方に迷ったら、次の順番で確かめてみてください。

二人乗りできるかを確かめる手順
  1. 免許証で、普通二輪と大型二輪をそれぞれいつ受けたかを確かめる
  2. 免許の効力が停止されていた期間があれば、その分を差し引く
  3. 一般道は、どちらかの期間が通算1年以上あるかを見る
  4. 高速道路は、20歳以上かどうかを先に見る
  5. 20歳以上なら、どちらかの期間が通算3年以上あるかを見る

例えばこんな場面

普通二輪を3年以上前に取っていて、最近大型二輪を取った20歳以上の人を考えてみます。この場合は、大型二輪を取った直後でも、一般道も高速道路も二人乗りできる、というのが条文の読みです。

一方で、二輪の免許を何も持たずに、いきなり大型二輪を取った人は事情が違います。一般道で乗せられるのは大型二輪の期間が通算1年たってから、高速道路は20歳以上で通算3年たってからです。

『普通二輪の期間と大型二輪の期間を足して数えられるのでは?』と考える方もいますよね。法律の本文には、2つの期間を足し合わせる決まりはありません。それぞれの期間で条件を満たすかを見る、と考えておきましょう。

ほかのケースも見てみる

もう少しケースを増やして見てみましょう。自分に近いものを探してみてください。

普通二輪を取って1年半、20歳以上で大型二輪を取ったばかりの人は、一般道なら二人乗りできます。高速道路は、普通二輪の期間が通算3年になるか、大型二輪の期間が通算3年になるまで待つことになります。

19歳で、普通二輪を3年以上持っている人が大型二輪を取った場合はどうでしょう。一般道は二人乗りできますが、高速道路は20歳になるまでできません。年齢の条件は、期間をいくら満たしていても外せないんです。

『高速は年齢と期間の両方が要るんですね』と気づけば、もう判定表の使い方はばっちりです。

期間の数え方で気をつけたいこと

先に結論

期間の数え方には、免許の停止期間を除く決まりや、政令で決められた例外があります。自分の状況が表に当てはまらない時は、運転免許試験場や警察で確かめるのが確実です。

『自分の場合はどうなるんだろう』と迷うのは、だいたい期間の数え方の部分です。よく迷うポイントを見ていきます。

免許の停止期間は数えない

二人乗りの条件の「期間」からは、免許の効力が停止されていた期間が除かれます。停止の処分を受けたことがある人は、その分だけ期間が短くなります。

以前に二輪免許を持っていた場合

以前に二輪免許を持っていて、取り直した人などについては、政令で例外が決められています。大型二輪免許を受けた日の前6月以内に二輪免許を受けていたことがある人で、その期間が通算3年以上ある人なども除かれます。

外国の免許の期間を通算する決まりもあります。こうした例外に当てはまりそうな人は、自分で判断せずに、住所地の運転免許試験場で確かめておきましょう。

限定付きの普通二輪免許の場合

小型限定やAT限定の普通二輪免許を持っていた期間が、例外の「普通二輪の期間」としてどう扱われるかは、条文だけでは読み切れません。限定付きの免許を持っている人は、試験場や警察に確認してから乗せるのが安心です。

よくある失敗

『もう何年も乗っているから大丈夫』と、免許の種類ごとの期間を確かめずに二人乗りしてしまうことがあります。条件を満たさない二人乗りは、大型自動二輪車等乗車方法違反になります。迷ったら、乗せる前に確かめましょう。

迷いやすいケース考え方確かめる先
免許の停止を受けたことがある停止の期間は数えない運転免許試験場
以前の二輪免許が失効して取り直した政令の例外に当たる場合がある運転免許試験場
限定付きの普通二輪だった扱いは条文だけでは読み切れない運転免許試験場・警察
外国で二輪免許を持っていた通算の決まりがある運転免許試験場

違反になるとどうなる?

条件を満たさない二人乗りは、大型自動二輪車等乗車方法違反に当たります。罰則も決められているので、『少しだけなら』という気持ちで乗せるのはやめておきましょう。

違反点数や反則金の額は、この記事では扱っていません。気になる方は、警察の公式案内で確かめてください。

普通二輪から大型二輪へ上げる流れは、普通二輪ありで大型二輪を取るで紹介しています。

乗せる前に確かめたい、バイクと装備の準備

この章のポイント

二人乗りの条件を満たしていても、バイクと装備の準備ができていなければ乗せられません。同乗者用の座席とステップ、同乗者のヘルメットの3つを先に確かめましょう。

『免許の条件はOK。じゃあ、すぐ乗せられる?』と思いますよね。実は、乗せる前に確かめておきたいことがもう少しあるんです。

同乗者もヘルメットが要る

大型自動二輪車の運転者は、ヘルメットをかぶらない人を乗せて運転してはいけません。同乗者にも、乗車用ヘルメットを用意しておきましょう。

ヘルメットや装備の選び方は、大型二輪のヘルメットと装備の選び方で紹介しています。

バイクが二人乗りできる作りか

二人乗りには、同乗者が座る場所と、足を置くステップが要ります。一人乗り用のシートしかないバイクもあるので、販売店や取扱説明書で確かめておきましょう。

原付は二人乗りできない

大型二輪の免許を持っていても、一般原付(新基準原付を含む)での二人乗りはできません。二人乗りできるかは、免許だけでなく、乗るバイクの区分でも決まります。

同乗者に伝えておきたいこと

後ろに乗る人がバイクに慣れていないと、どこにつかまればいいか、どんな姿勢でいればいいかが分かりませんよね。乗る前に、次のことを伝えておくと安心です。

  • 乗り降りは、運転者が合図してから行う
  • 走っている間は、運転者の体やつかまる場所をしっかり持つ
  • カーブでは、運転者と同じ向きに体を預ける
  • 足はステップから離さない
  • 怖い時や止まってほしい時の合図を決めておく

同乗者も、肌が出にくい服装と、しっかりした靴を選んでもらいましょう。

二人乗りの前のチェックリスト
  • 自分の免許の期間と年齢が、走る道の条件を満たしている
  • 同乗者用の座席とステップがあるバイクに乗る
  • 同乗者のヘルメットを用意した
  • 同乗者に、つかまる場所と姿勢を伝えた
  • 荷物を減らし、積む場所を整えた
  • 最初は空いた道で短い距離から試す

大型二輪の二人乗りについて、よくある相談

この章で取り上げる相談

二人乗りについては、「普通二輪の期間はどう扱われるか」「大型を取ってすぐ乗せられるか」「いきなり大型で取ったらいつからか」という相談が目立ちます。よく見かける相談を要約してお答えします。

相談1 普通二輪を3年以上持っていても、大型を取って1年たたないと乗せられない?

『普通二輪を取って3年以上、20歳以上の人が大型二輪を取ったら、1年たたないと大型で二人乗りできないのでしょうか』という相談はとても多く読まれています。条文の読みでは、普通二輪免許を現に受けていて、その期間が通算3年以上あれば、大型二輪を取った直後でも二人乗りできます。

一般道は普通二輪の期間が通算1年以上、高速道路は20歳以上で通算3年以上が目安です。

相談2 中型を何年も乗っていて、大型を取って1か月。乗せてもいい?

『中型(普通二輪)は取って数年たち、大型二輪を取って1か月たっていません』という相談もあります。普通二輪の期間が通算1年以上なら、一般道では二人乗りできる、というのが条文の読みです。

高速道路は、20歳以上で普通二輪の期間が通算3年以上あれば二人乗りできます。期間がぎりぎりの時は、免許証の日付で確かめてみてください。

相談3 免許が何もない。二人乗りしたいなら、いきなり大型?

『車の免許もバイクもないけれど、二人乗りできるバイクの免許が欲しい』という相談もあります。いきなり大型二輪を取ると、一般道は通算1年、高速道路は20歳以上で通算3年たつまで二人乗りできません。

普通二輪を先に取っても、期間の条件は同じようにかかります。どちらから取るかは、乗りたいバイクと、通える時間で考えてみてください。

相談4 小型限定の普通二輪を3年持っていて、大型を取ったら1年は乗せられない?

『小型限定の普通二輪を3年前に取り、大型二輪を取ったら、1年間は大型で二人乗りできないのでしょうか』という相談もあります。限定付きの普通二輪免許の期間が、例外の「普通二輪の期間」としてどう扱われるかは、条文だけでは読み切れません。

この場合は、大型二輪を取る前か取った時に、住所地の運転免許試験場で確かめておくのが確実です。答えが分かるまでは、大型二輪の期間で数えて考えておくと安心ですね。

相談を読む時のポイント

どの相談も、答えは「普通二輪の期間」「大型二輪の期間」「年齢」の3つで決まります。自分の免許証を手元に置いて、判定表と見比べてみてください。

初めて二人乗りする時に気をつけたいこと

先に結論

二人乗りでは、一人の時より車体が重くなり、止まるまでの距離も伸びやすくなります。最初は空いた道で、ゆっくり発進と停止を試してから走り出しましょう。

『一人で走るのには慣れているけど、後ろに人がいると感覚が違う』という声はよく聞きますよね。二人乗りは、運転する人と乗る人の息が合うことが大事なんです。

初めて二人乗りする前にそろえたいバイク・装備・合図の準備をまとめた図解
場面運転する人が気をつけること同乗者に伝えておくこと
発進いつもよりゆっくり動き出す動き出す前に合図をする
ブレーキ早めに、じわっとかける体を運転者に預けすぎない
カーブ速度を控えめにする運転者と同じ向きに体を預ける
停車足をつく場所を早めに決める止まっても急に降りない

出発前に話しておきたいこと

乗る前に、合図の出し方を決めておくと安心です。例えば、こんなやりとりをしておくといいですね。

「止まってほしい時は、肩を2回たたいてね」
「分かった。カーブでは体をそっちに合わせるね」

練習は段階を踏んで

いきなり遠くへ出かけるより、少しずつ慣らしていく方が、運転する人も乗る人も安心ですよね。例えば、次のような順番で進めてみてください。

二人乗りに慣れるまでの進め方
  1. 広くて平らな場所で、発進と停止だけを試す
  2. 交通量の少ない道を、短い距離だけ走る
  3. カーブや交差点のある道で、合図の出し方を確かめる
  4. 慣れてきたら、休憩をはさみながら少しずつ距離を延ばす

二人乗りに慣れるまでのペースは人それぞれです。焦らずに進めましょう。

乗り換えを考えるなら

二人乗りを楽しみたいなら、同乗者が座りやすいシートや、つかまる場所があるバイクの方が快適です。今のバイクが二人乗りに向かないと感じたら、乗り換えを考えるのも一つの方法です。

例えば、次のような不満が続いているなら、今のバイクと二人乗りの相性を見直すタイミングかもしれません。

よくある不満見直したい点
同乗者が「座りにくい」と言う同乗者用のシートの広さ
つかまる場所がなくて不安そうグラブバーなどつかまる所の有無
二人分の荷物が積めない荷物を積む場所の広さ
二人だと発進が重く感じる車体の重さと排気量のバランス

『今のバイクも気に入っているし…』と迷う方もいますよね。まずは今の1台の値段を知っておくだけでも、判断の材料になります。

乗り換えを考えるなら、今のバイクがいくらになるかを先に確かめておくと、次の1台の予算が立てやすくなります。

バイク買取マッスル

大型に乗り換える前に、今のバイクがいくらになるか確かめてみませんか

今の普通二輪や乗らなくなったバイクがあるなら、バイク買取の無料査定サービスで今の値段を確かめる方法があります。売るかどうかは査定額を見てから決められます。

無料バイクの無料査定を申し込む

(バイク買取サービスの公式サイトに移動します)

免許を取ってすぐの時期のルールは、大型二輪の初心運転者期間もあわせて読んでみてください。

よくある質問

大型二輪で二人乗りできるのは、免許を取ってから何年後ですか?

一般道は大型二輪免許の期間が通算1年、高速道路は20歳以上で通算3年が基本です。普通二輪免許を現に受けていて期間を満たしている人は、取った直後でも二人乗りできる場合があります。

普通二輪の期間と大型二輪の期間は足して数えられますか?

法律の本文には、2つの期間を足し合わせる決まりはありません。政令で例外が決められている場合もあるので、迷ったら運転免許試験場で確かめてください。

20歳未満でも高速道路で二人乗りできますか?

高速道路と自動車専用道路では、20歳未満の人は二人乗りできません。一般道は、免許の期間の条件を満たしていれば年齢の決まりはありません。

同乗者にもヘルメットは必要ですか?

必要です。大型自動二輪車の運転者は、ヘルメットをかぶらない人を乗せて運転してはいけません。

免許の停止を受けたことがあると、期間はどうなりますか?

免許の効力が停止されていた期間は、二人乗りの条件の期間に含まれません。その分を差し引いて数えましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 大型二輪の二人乗りは、一般道は通算1年、高速道路は20歳以上で通算3年が基本
  • 普通二輪免許を現に受けていて期間を満たしていれば、大型を取った直後でも乗せられる
  • 2つの期間を足し合わせる決まりは法律の本文にはない
  • 免許の停止期間は数えず、政令の例外もあるので迷ったら試験場で確認する
  • 同乗者のヘルメットと、二人乗りできる作りのバイクを用意する
大型二輪ドットコム

大型二輪ドットコム 編集部

大型二輪(大型自動二輪)免許の取り方・費用・教習の流れから、普通二輪からのステップアップ、免許を取った後のバイク選び、乗り換えや手放し方まで、大型二輪にまつわる疑問を整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次