大型二輪の教習時間|持っている免許別の時限数

大型二輪の教習時間を、持っている免許別の時限数で紹介する記事のアイキャッチ

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大型二輪の免許を取ろうと思った時、『教習って全部で何時間かかるの?』と気になりますよね。仕事や学校と両立できるかは、ここで決まると言ってもいいくらいです。

結論から言うと、大型二輪の教習時間は持っている免許で大きく変わります。普通二輪(MT)を持っていればMTの技能は12時限、何も持っていなければ36時限が最短です。

この記事を読めば、自分の場合の時限数と、それが実際に何時間・何日くらいになるのかが分かります。

目次

大型二輪の教習時間は持っている免許で決まる

先に結論

大型二輪の教習時間は、法令で「持っている免許ごとの最短の時限数」が決められています。1時限は50分で、上達の具合に応じて延長されます。

『普通二輪を持っている人と、車の免許だけの人で、そんなに違うの?』と思う方も多いはずです。実は、同じ大型二輪のMTでも、技能教習の時限数は3倍ほど違うんです。

技能教習の時限数(MT・AT)

道路交通法施行規則で決められている、大型二輪の技能教習の時限数は次のとおりです。

持っている免許大型二輪(MT)大型二輪(AT)
何も持っていない(原付だけを含む)36時限29時限
普通自動車免許など31時限24時限
普通二輪免許(MT)12時限9時限
AT普通二輪免許16時限10時限
小型限定普通二輪免許(MT)20時限17時限
AT小型限定普通二輪免許24時限18時限

原付免許だけを持っている方は、二輪の教習の表では「何も持っていない」と同じ扱いになります。

小型限定やAT普通二輪から上げる時

小型限定やAT限定の普通二輪を持っている方は、普通二輪(MT)を持っている方より時限数が多くなります。たとえばAT普通二輪からMTの大型二輪へ上げると16時限、小型限定(MT)からだと20時限が最短です。

『125ccに乗っているから、すぐ慣れるはず』と思う方もいますよね。ただ、車体の大きさも重さもまったく違うので、表の時限数どおりに予定を組んでおくのが安心です。

学科教習の時限数

学科教習は、持っている免許によって次のように変わります。

持っている免許学科教習
何も持っていない(原付だけを含む)26時限
普通自動車免許など1時限
普通二輪免許0時限

普通二輪を持っている方は、学科教習がありません。技能教習だけに集中できるので、教習の期間も短くなりやすいです。

ATとMTで時間が違うのはなぜ?

表を見ると、AT限定の大型二輪の方が、どの免許からでも時限数が少なくなっていますよね。ATのバイクにはクラッチ操作がないので、そのぶん練習することが少なくなるんです。

ただ、AT限定の大型二輪免許では、クラッチ操作のあるバイクには乗れません。『時間が短いからAT』と決める前に、免許を取った後にどんなバイクに乗りたいかも考えておきましょう。

「普通自動車免許など」に入る免許

表の「普通自動車免許など」には、大型・中型・準中型・普通自動車などの免許が入ります。自分の免許がどこに入るか迷ったら、教習所の窓口で確かめてみてください。

大型二輪の教習時間を時間に直すと何時間?

先に結論

1時限は50分なので、普通二輪(MT)を持っている人のMTの技能12時限は、合わせて10時間です。車の免許だけの人の31時限は、25時間50分になります。

時限数だけだと、ピンとこないですよね。1時限50分で計算して、大型二輪の時間に直してみました。

持っている免許MTの技能ATの技能
何も持っていない(原付だけを含む)36時限=30時間29時限=24時間10分
普通自動車免許など31時限=25時間50分24時限=20時間
普通二輪免許(MT)12時限=10時間9時限=7時間30分
AT普通二輪免許16時限=13時間20分10時限=8時間20分

何も持っていない方は、これに学科教習の26時限(21時間40分)が加わります。車の免許がある方の学科は1時限(50分)です。

持っている免許ごとの大型二輪の技能教習の時限数と、時間に直した目安を示した図解

2つの段階に分けると

技能教習は、最初の段階(基本操作・基本走行)と次の段階(応用走行)の2つに分かれています。教習所では第一段階・第二段階と呼ばれることが多いです。

持っている免許MT:最初+次AT:最初+次
何も持っていない(原付だけを含む)16+209+20
普通自動車免許など14+177+17
普通二輪免許(MT)5+73+6
AT普通二輪免許9+74+6
小型限定普通二輪免許(MT)9+116+11
AT小型限定普通二輪免許13+117+11

普通二輪を持っていない方は、最初の段階の時限が多くなっていますよね。ここで車体の扱いや基本の操作をじっくり練習する、という仕組みなんです。

法令の時限数は「最短」と読む

ここが大事なところです

法令の時限数は「これだけ受ければ終わる」数ではなく、「少なくともこれだけは受ける」最短の数です。上達に合わせて延長されるので、実際の時間は人によって変わります。

『12時限と書いてあったから、12回で終わると思っていた』という声はよく聞きますよね。法令でも、時限数は技能の修得状況に応じて延長すると決められています。

延長が出やすい人・出にくい人

延長が出るかどうかは、才能よりも、慣れや通い方による部分が大きいです。傾向を表にしてみました。

状況延長の出やすさ理由
普通二輪にふだんから乗っている出にくい操作に慣れていて、課題の基本も分かっている
普通二輪を持っているが長く乗っていないやや出やすい感覚を思い出すのに時間がかかる
二輪が初めて出やすい重い車体の扱いを一から覚える
週に何度も続けて通える出にくい前回の感覚を忘れないうちに乗れる
1〜2週間空くことが多い出やすい毎回、思い出すところから始まる
苦手な課題を教官に聞いている出にくい直す所がはっきりする
よくある失敗

最短の時限数だけで予定を組み、延長が出て休みの予定が崩れてしまう方もいます。予定を立てる時は、何時限か延長が出てもよいように、少し余裕を持たせておきましょう。

延長を気にしすぎなくて大丈夫

『延長になったら恥ずかしい』と感じる方もいるかもしれませんね。でも、延長は上達に合わせて時間を足す仕組みで、珍しいことではありません。

大型二輪は、免許を取った後に公道で大きな車体を扱うための教習です。教習所で納得いくまで練習できたと考えれば、延長も前向きにとらえられますよ。

延長が出た時にかかるもの

延長になった分の教習は、別料金になることが多いです。ある教習所の料金表では、技能教習を1時限追加すると4,180円と表示されています(税込・料金の時点は表示なし)。

延長の料金や、延長分をまとめて保証するプランの有無は、教習所ごとに違います。申し込む前に料金表の注意書きを読んでおくと安心ですよ。

例えばこんな場面

二輪が初めての方が、最初の段階で引き起こしや取り回しに時間がかかるのは自然なことです。教官から「もう1時限、ここを練習しましょう」と言われても、落ち込む必要はありません。

逆に、普通二輪で毎日通勤している方は、最初の数時限で大型の重さに慣れれば、そのまま最短で進むこともあります。同じ12時限でも、人によって中身の感じ方は違うんです。

1日に受けられる時限と、かかる日数

先に結論

技能教習は、1日原則3時限まで(最初の段階は2時限まで)と決められています。この上限から計算すると、普通二輪(MT)を持っている人のMTの大型二輪は、6日ほどが最短の目安です。

教習時間が分かったら、次は『何日くらい通えばいいの?』が気になりますよね。1日に受けられる時限には、法令で上限があります。

1日の上限のルール

第一種免許の技能教習は、1日原則3時限まで(基本操作・基本走行は2時限まで)です。3時限受ける日も、3時限を連続にはしない決まりになっています。

上限いっぱいで通った時の日数の目安

最初の段階を1日2時限、次の段階を1日3時限で通ったとして、単純に計算すると次のようになります。実際には予約や検定の日程で変わるので、あくまで目安として見てください。

持っている免許MTの技能計算上の日数の目安
普通二輪免許(MT)5+7最初の段階3日+次の段階3日=6日ほど
普通自動車免許など14+17最初の段階7日+次の段階6日=13日ほど
何も持っていない(原付だけを含む)16+20最初の段階8日+次の段階7日=15日ほど

合宿の申込サイトにも、大型二輪の最短を普通二輪免許所持で6日間、普通免許所持で14日間、免許なしで16日間と案内している例があります。計算の目安と近い日数ですよね。

ATで取る場合の日数の目安

AT限定の大型二輪でも、同じように計算してみました。こちらも予約や検定の日程で変わるので、目安として見てください。

持っている免許ATの技能計算上の日数の目安
普通二輪免許(MT)3+6最初の段階2日+次の段階2日=4日ほど
普通自動車免許など7+17最初の段階4日+次の段階6日=10日ほど
何も持っていない(原付だけを含む)9+20最初の段階5日+次の段階7日=12日ほど

何も持っていない方は、技能のほかに学科教習が26時限あります。学科をいつ受けるかの時間割は教習所ごとに違うので、入校の時に確かめておきましょう。

1日に受けられる時限の上限の中で進める、大型二輪の教習コースのイメージ写真

最短で取るための組み方は大型二輪免許を最短で取るにはで紹介しています。

通いの場合は「週に何回通えるか」で決まる

通いの教習所では、毎日上限まで受けられるとは限りません。仕事や学校の都合で、週に2〜3回通う方が多いのではないでしょうか。

通う回数ごとの目安を、延長が出なかった場合で計算すると次のようになります。1回に2時限ずつ受けるとしています。

週に通う回数12時限(普通二輪あり・MT)31時限(車の免許だけ・MT)
週1回6週ほど16週ほど
週2回3週ほど8週ほど
週3回2週ほど6週ほど

平日夜しか通えない社会人の方なら、週2回のペースが続けやすいことが多いです。延長が出た時のことも考えて、表の期間より少し長めに見ておきましょう。教習は9か月以内に終える決まりがあるので、通う頻度は大型二輪の教習期限も見ながら決めてみてください。

大型二輪の教習時間を延ばさないための通い方

先に結論

延長を減らすコツは、間隔を空けずに通うことと、苦手な所をその日のうちに聞くことです。特別な練習より、通い方の工夫の方が効きます。

延長が出ると、時間も費用も増えてしまいますよね。教習の受け方を少し工夫するだけで、延長は出にくくなります。

教習時間を延ばさないためのチェック
  • 教習と教習の間を1週間以上空けない
  • その日にできなかったことをメモしておく
  • 苦手な課題は、教習の最後に教官にコツを聞く
  • 次の教習の前に、コースの順番を思い出しておく
  • 寝不足や体調の悪い日は無理に乗らない

教習の前後でできること

バイクに乗る時間は教習の中だけですが、その前後にもできることがあります。教習の前にコースの順番を思い出しておくだけで、教習の時間を練習に多く使えるんです。

教習の後は、『今日はどこで足をついたか』『どの課題で教官に何を言われたか』を短くメモしておきましょう。次の教習の最初に見返すと、前回の続きから始めやすくなります。

1回の教習を無駄にしない流れ
  1. 教習の前に、前回のメモとコースの順番を見返す
  2. 教習の最初に、今日練習したいことを教官に伝える
  3. 教習の最後に、うまくいかなかった所のコツを聞く
  4. 帰る前に、言われたことをメモに残す

普通二輪を持っている方の場合

普通二輪を持っている方は、技能教習が短いぶん、1回1回の教習が大事になります。普通二輪の感覚が残っているうちに、続けて通うのがおすすめです。

普通二輪ありの教習の流れは普通二輪ありで大型二輪を取るで紹介しています。

大型二輪の教習で延長が出やすい通い方と、出にくい通い方を比べた図解

教習の全体の流れも知っておく

時限数と日数が分かったら、入校から免許証を受け取るまでの全体の流れも知っておくと安心です。教習所を卒業した後には、試験場での手続きもあります。

全体の流れは大型二輪の教習の流れで紹介しています。

教習の時間と一緒に考えておきたいこと

教習の予定が見えてくると、免許を取った後に乗る大型バイクのことも考えたくなりますよね。次の1台の予算は、今のバイクの扱いでも変わってきます。

今乗っている普通二輪や、家で使っていないバイクがあるなら、いくらになるかを確かめておくと次の1台の資金が立てやすくなります。

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大型二輪の教習時間でよくある相談

先に結論

よくある相談は「第一段階と第二段階はそれぞれ何時間か」「普通二輪の教習で時間がかかったが大型はどのくらいか」「雨の日でも卒業検定はあるのか」です。最短の時限数と自分の通い方を合わせて考えるのがポイントです。

ここでは、Yahoo!知恵袋などでよく見かける相談を、内容を要約して紹介します。

相談1 第一段階と第二段階はそれぞれ何時間?

「大型自動二輪の教習時間は、第一段階と第二段階でそれぞれ何時間なのか。普通二輪の免許がある場合はどうか」という相談はとても多いです。

普通二輪(MT)を持っている方のMTは、最初の段階が5時限、次の段階が7時限です。車の免許だけを持っている方は14時限と17時限、何も持っていない方は16時限と20時限になります。

ATの場合は、普通二輪(MT)を持っている方で3時限と6時限、車の免許だけの方で7時限と17時限です。どれも最短の数なので、段階の終わりのみきわめに届かなければ、同じ段階の教習が追加になります。

相談2 普通二輪で時間がかかったけど、大型はどのくらい?

「普通二輪の教習で、決められた時限よりずっと多くかかった。大型二輪の免許はどのくらいで取れるのか」という相談もあります。

大型二輪の時限数も、普通二輪を持っている方で最短12時限です。普通二輪の時に延長が多かった方は、大型でも何時限か延長が出る前提で予定を組んでおくと、気持ちが楽になります。

普通二輪の教習を終えている時点で、基本の操作は身についています。『また時間がかかるかも』と心配しすぎず、1回ずつ確実に進めてみてください。

相談3 雨の日でも卒業検定はあるの?

「12時限のうち、1か月で半分しか通えなかった。梅雨に入る前に取りたかったが、雨の日に卒業検定になることもあるのか」という相談も見かけます。

試験場の技能試験の基準には、急制動で路面が濡れている時の停止距離(湿潤時14メートル)も決められています。雨の日でも検定が行われることはあると考えておいた方がよさそうです。

検定を雨の日に受けるかどうかの扱いは、教習所に聞いてみてください。雨が心配なら、雨の日の教習も経験しておくと安心です。

相談4 近くの教習所が普通二輪なしでは受け付けていない

「家から近い教習所では、普通二輪を持っていないと大型二輪は取れないと書いてあった」という相談もあります。法令上は、大型二輪の受験資格は18歳以上で、免許の経歴は要りません。

ただ、どの免許を持つ人を受け付けるかは教習所ごとに違います。近くで受け付けていない時は、少し範囲を広げて探すか、先に普通二輪を取ってから大型に上げる方法もあります。

先に普通二輪を取る場合は、普通二輪の教習と大型二輪の12時限を合わせた時間になります。どちらが自分に合うかは、通える教習所と予定で考えてみてください。

よくある質問

大型二輪の教習時間は全部で何時間ですか?

持っている免許で変わります。普通二輪(MT)を持っている人のMTは技能12時限で10時間、車の免許だけの人は技能31時限で25時間50分と学科1時限が最短です。

大型二輪の1時限は何分ですか?

1時限は50分です。時限数は最短の数なので、上達の具合に応じて延長されることがあります。

1日に何時限まで受けられますか?

原則3時限まで(最初の段階は2時限まで)です。3時限受ける日も、3時限を連続にはしない決まりがあります。

AT限定の大型二輪の方が教習時間は短いですか?

短くなります。たとえば普通二輪(MT)を持っている方なら、MTの12時限に対してATは9時限が最短です。

原付免許を持っていると教習時間は短くなりますか?

二輪の教習の表では、原付免許だけの人は何も持っていない人と同じ扱いです。MTの大型二輪なら技能36時限、学科26時限が最短です。

まとめ

この記事の要点
  • 大型二輪の教習時間は、持っている免許ごとに法令で最短の時限数が決められている
  • MTの技能は、普通二輪ありで12時限、車の免許だけで31時限、免許なしで36時限
  • 1時限は50分で、12時限なら10時間、31時限なら25時間50分
  • 技能教習は1日原則3時限まで(最初の段階は2時限まで)
  • 時限数は最短の数なので、延長が出ても慌てないよう予定に余裕を持たせる
大型二輪ドットコム

大型二輪ドットコム 編集部

大型二輪(大型自動二輪)免許の取り方・費用・教習の流れから、普通二輪からのステップアップ、免許を取った後のバイク選び、乗り換えや手放し方まで、大型二輪にまつわる疑問を整理している情報サイトです。 公式サイト

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