大型二輪免許の費用|持っている免許別の内訳と考え方

大型二輪免許の費用を、持っている免許別の内訳と考え方で紹介する記事のアイキャッチ

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大型二輪免許を取りたいと思った時、最初に気になるのが費用ですよね。『結局いくら用意すればいいの?』と調べても、教習所ごとに料金がばらばらで迷ってしまう方も多いはずです。

結論から言うと、大型二輪免許の費用は「教習料金」「試験場の手数料」「装備とバイク代」の3層に分けると見積もりやすくなります。中でも教習料金は、今持っている免許でいちばん大きく変わります。

この記事を読めば、自分の場合の費用の見積もり方と、次のバイクの資金まで含めた考え方が分かります。

目次

大型二輪免許の費用は「3つの層」で考えます

先に結論

大型二輪の費用は、教習所に払う教習料金、試験場に払う手数料、乗り出すための装備とバイク代の3つに分かれます。免許の値段として語られるのは主に1層目の教習料金ですが、乗り出すまでを考えるなら3層ともそろえて見ておくのがおすすめです。

『免許の料金だけ調べればいいのでは?』と思うかもしれませんね。ただ、免許を取った後にはバイクも装備も必要になるので、ここを分けずに考えると予算が足りなくなりがちなんです。

層中身金額が変わる主な理由
1層目 教習料金入所金・技能教習・学科教習・検定など持っている免許、地域、時期、教習所、追加教習の有無
2層目 試験場の手数料受験料・免許証交付料など教習所卒業か一発試験か、免許証の持ち方
3層目 装備とバイク代ヘルメット・グローブ・バイク本体・保険・税新車か中古か、車種、装備の選び方
大型二輪免許の費用を、教習料金・試験場の手数料・装備とバイク代の3層に分けた図解

どの層がいちばん大きいの?

免許だけで見ると、いちばん大きいのは1層目の教習料金です。2層目の手数料は、教習所を卒業するルートなら数千円で済みます。

一方で、乗り出しまでの総額で見ると、3層目のバイク代が大きくなる方がほとんどです。免許とバイクの総額の組み立て方は大型二輪の免許とバイクの予算で紹介しています。

例えばこんな場面で考えると

「来年の春までに大型に乗りたい」と考えている方なら、免許の費用だけでなく、春に買うバイクの資金も同時に用意することになりますよね。

この場合、教習料金を先に払い、バイク代は免許を取った後に払う、という順番になります。支払いの時期が分かれるので、層ごとに分けて考えると計画が立てやすいんです。

1層目 教習料金は「持っている免許」で決まります

ここが大事なところです

教習料金は、技能教習と学科教習の時限数でほぼ決まります。そして時限数は、今どの免許を持っているかで決まります。

大型二輪の教習時限は、道路交通法施行規則で決められています。1教習時限は50分で、表の数字は最短の時限数です。

持っている免許別の時限数(MT・AT)

持っている免許MTの技能ATの技能学科
免許なし(原付だけも含む)36時限29時限26時限
普通自動車免許など31時限24時限1時限
普通二輪免許12時限9時限0時限
AT限定の普通二輪免許16時限10時限0時限
小型限定の普通二輪免許20時限17時限0時限
AT小型限定の普通二輪免許24時限18時限0時限

普通二輪を持っている人と、何も持っていない人では、MTの技能教習だけで3倍の差があります。これが、そのまま料金の差になって表れるんです。

教習所が公開している料金の例

実際の料金の例を見てみましょう。どれも教習所が公式サイトで公開している額(税込)で、2026年10月に確認したものです。

持っている免許ある教習所(大阪府)MTある教習所(北海道)MT
免許なし・原付264,000円352,220円
普通自動車免許など172,700円249,260円
普通二輪MT94,600円128,920円

同じ「普通自動車免許あり」でも、この2校で約17万円と約25万円と、かなり幅がありますよね。ここから「相場はいくら」と決めつけるのは難しいので、通える範囲の教習所の料金表を2〜3か所見比べてみてください。

埼玉県のある教習所では、2026年5月1日からの料金として、普通二輪MTを持っている人のMT大型二輪(技能12時限)を122,650円と公開しています。同じ教習所で、普通二輪ATを持っている人(技能16時限)は140,250円です。

自分の教習料金を見積もる手順

教習料金を見積もる手順
  1. 自分が持っている免許を確かめる(普通二輪・普通免許・原付など)
  2. MTかAT限定かを決める
  3. 上の表で、技能と学科の時限数を確かめる
  4. 通える範囲の教習所で、その条件の料金表を見る
  5. 追加教習や再検定の料金も、料金表の下の方で確かめる

例えばこんな場面で見積もると

車の免許だけを持っていて、MTの大型二輪を通いで取る方なら、技能31時限・学科1時限の行を見ます。料金表では「普通免許所持」などと書かれていることが多いので、その欄を探してみてください。

普通二輪のMTを持っている方なら、技能12時限・学科0時限の行です。教習所によっては「普通二輪所持」の料金しか公開していないこともあるので、載っていない時は電話で聞いてみましょう。

窓口では、こんなふうに聞くと話が早いです。

「普通自動車免許を持っていて、MTの大型二輪を取りたいのですが、総額はいくらですか?」
「延長になった時の1時限の料金と、検定に落ちた時の料金も教えてください」

AT限定にするかMTにするかは、料金だけで決めないのがおすすめです。違いは大型二輪はATとMTどっち?で比べています。

追加料金が出る場面

教習料金の表に書かれているのは、最短の時限で卒業した場合の額であることが多いです。大阪府のある教習所は、技能教習の延長料や、検定に落ちた時の補修教習・再検定料が別に必要と案内しています。

『自分は延長になるかも』と不安な方は、追加料金をまとめて払う保証プランを用意している教習所もあります。中身は教習所の安心パック・保証プランとはで紹介しています。

よくある失敗

料金表の金額だけを見て予算を組み、延長や再検定でお金が足りなくなる方もいます。最初から少し余裕を持たせておくと、教習中に焦らずにすみます。

合宿の料金の例

合宿で取る場合は、宿泊や食事が料金に含まれていることが多いです。ある合宿免許の申込サイトでは、大型二輪の料金の目安を次のように案内しています(2026年10月時点の掲載)。

持っている免許料金の目安(税込)
普通二輪MT10万円台〜10万円台後半
普通自動車免許20万円台〜20万円台後半
免許なし20万円台後半〜30万円台

同じサイトでも「時期、教習所によって大きく幅がある」と書かれています。安い時期の考え方は大型二輪の合宿免許の費用で詳しく見られます。

2層目 試験場の手数料は数千円が中心です

先に結論

教習所を卒業するルートなら、試験場に払う手数料は数千円です。一発試験のルートでは、手数料は少なめでも、取得時講習料と受け直しの費用が乗ってきます。

『試験場でも高いお金がかかるの?』と心配な方もいますよね。

東京都(警視庁)の例で見ていきます。どれも2025年3月24日以降の額です。

教習所を卒業した人の手数料

免許証の持ち方手数料
運転免許証だけ4,200円
マイナ免許証だけ3,400円
2枚とも持つ4,300円

運転免許証だけの場合、4,200円の内訳は受験料1,850円と免許証交付料2,350円です。このほかに、試験場に持っていく申請用写真や住民票の写しも用意します。

一発試験の場合の手数料

一発試験は、運転免許証だけの場合で合計6,900円です。内訳は受験料2,800円、試験車使用料1,750円、免許証交付料2,350円になります。

これに加えて、大型二輪の取得時講習料が18,450円かかります。取得時講習を受けないと免許証は交付されません。

試験に落ちた時は、受け直すたびに受験料と試験車使用料が再びかかります。一発試験の流れは大型二輪の一発試験とはで紹介しています。

補足

ここでの金額は東京都の例です。ほかの道府県の手数料は、住所地の運転免許試験場の案内で確かめておきましょう。

3層目 装備とバイク代、保険と税も忘れずに

先に結論

免許を取った後に必要になるのが、装備とバイク本体、そして保険と税です。ここは選び方次第で金額の幅がとても大きいので、免許の費用とは分けて予算を組むのがおすすめです。

『免許が取れたらすぐ乗れる』と思いがちですが、実はここからもお金がかかります。大型二輪に乗る時は、ヘルメットをかぶる決まりがあるので、装備は最初にそろえることになります。

装備でそろえる物

乗り出しまでにそろえたい装備
  • 乗車用のヘルメット
  • グローブ
  • 体を守るジャケットやプロテクター
  • くるぶしまで隠れる靴
  • 雨の日用のレインウェア

教習で使うヘルメットやグローブを、そのまま公道でも使う方もいます。装備の選び方は大型二輪のヘルメットと装備の選び方で紹介しています。

大型バイクにかかる税と保険

大型バイクは、道路運送車両法では250ccを超える「小型二輪車」に入ります。だから車検があり、初回は3年、2回目以降は2年ごとに受けることになります。

項目金額の例補足
軽自動車税(年額)6,000円東京都港区の二輪の小型自動車の税率
自賠責保険 24か月8,760円2026年10月31日までに始まる契約
自賠責保険 24か月9,640円2026年11月1日以降に始まる契約
自動車重量税 2年3,800円車検時・自家用でエコカー減免なしの例。13年・18年を過ぎると上がる

自賠責保険料は、2026年11月1日以降に始まる契約から引き上げになっています。どちらの時期の契約かで額が違うので、買う時期を見て確かめておきましょう。

維持費の全体は大型バイクの維持費で詳しく紹介しています。

バイク本体の値段

大型バイクの値段は、新車か中古か、タイプや年式で大きく変わります。この記事では金額を決めつけず、考え方だけお伝えしますね。

新車と中古の考え方は、大型二輪のバイクの値段で紹介しています。

免許代と次のバイク代、どう用意する?

先に結論

大型二輪の取得費用に加えて、次の1台の資金をどう作るかで、乗り出しまでの道のりは変わります。今のバイクを手放すか、乗り続けるかで、やることは違ってきます。

大型二輪免許を取る方の多くは、普通二輪からの乗り換えを考えていますよね。『免許代を払ったら、バイクを買うお金が残らないかも』と不安な方もいるはずです。

ここでは、今の状況ごとに、お金の用意の仕方を表にしてみますね。

状況別の判断表

今の状況おすすめの動き方先にやること
普通二輪に乗っていて、大型に乗り換える予定今のバイクを売って、次の1台の資金にする買取の無料査定で手取りを確かめてから次を決める
使っていないバイクが家にある置いておくか売るかを決める査定額を見てから、免許代やバイク代に回すか考える
今のバイクに乗り続けて、大型を買い足す2台持ちの維持費を見積もる税・保険・車検を2台分で計算しておく
バイクは持っていない免許代とバイク代を分けて貯める教習料金の見積もりを先に出す
今のバイクの状況から、大型二輪免許の費用と次のバイク代の用意の仕方を選ぶ判断表の図解

乗り換えるなら、売る順番が大事です

乗り換えの場合、今のバイクを売るタイミングで迷う方が多いです。教習中も練習で乗りたいなら、大型二輪免許を取った後で売る方が安心ですよね。

一方で、乗る時間が少なくなっているなら、早めに査定を受けて手取りを確かめておく方法もあります。「いくらになるか」が分かれば、次の1台にかけられる予算がはっきりします。

査定を受ける前に確かめておきたいこと
  • 車検証と自賠責保険の証明書がそろっているか
  • スペアキーや取扱説明書が残っているか
  • 外した純正部品が家に残っていないか
  • 次のバイクの納車までの足をどうするか
  • 教習中に今のバイクで練習したいか

査定額は、車種・年式・状態・時期で変わります。だからこそ、数字で手取りを見てから次の1台の予算を決める方が、あとで慌てずにすむんです。

売り先の選び方

バイクの売り先には、バイクの買取専門店、販売店の下取り、個人売買などがあります。乗り換えの時にどれが向くかは、手間と手取りのどちらを優先するかで変わります。

売り先の比べ方は大型バイクの売り先の選び方で、売る順番は普通二輪から大型バイクへ乗り換える手順で紹介しています。

乗り続けるなら、維持費を見直す

今のバイクに乗り続けて大型を買い足す方は、2台分の税と保険、車検の費用がかかります。軽自動車税は1台ごとにかかるので、年に1回の支払いも2台分です。

『2台持ちは楽しそう』と思っても、実際には乗る回数が片方に偏ることも。1年後に乗っていない方をどうするか、先に決めておくと迷いません。

大型に乗り換える予定で今のバイクがあるなら、まずは今のバイクがいくらになるかを確かめてから、次の1台を選んでみてください。

バイク買取マッスル

大型に乗り換える前に、今のバイクがいくらになるか確かめてみませんか

今の普通二輪や乗らなくなったバイクがあるなら、バイク買取の無料査定サービスで今の値段を確かめる方法があります。売るかどうかは査定額を見てから決められます。

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(バイク買取サービスの公式サイトに移動します)

大型二輪の費用で、よくある相談

先に結論

費用の相談で多いのは「車の免許はあるけれど二輪はない」「一発試験なら安いのか」「免許が何もない」の3パターンです。どれも、時限数から見積もると答えが見えてきます。

ここでは、Yahoo!知恵袋などでよく見かける大型二輪の費用の相談を、要約して紹介します。

相談1 車の免許はあるけど、普通二輪はない

「車の免許を持っていて、普通二輪はない。大型二輪の費用はどれくらいか」という相談は、とてもよく見かけます。AT限定の車の免許の方からも聞かれます。

車の免許を持っている方は、AT限定でも「普通自動車免許など」の行になります。MTの大型二輪なら技能31時限・学科1時限が最短です。

さきほどの公開料金の例では、この条件で約17万円と約25万円の教習所がありました。通える範囲で2〜3か所の料金表を見比べると、自分の地域の幅がつかめます。

詳しくは普通免許ありの大型二輪免許の費用で紹介しています。

相談2 一発試験なら安く済む?

「普通二輪を持っていて、一発試験を考えている。難しいのか、費用はどうか」という相談もあります。

試験場の手数料だけなら、教習料金よりずっと少なく済みます。ただ、受け直すたびに受験料と試験車使用料がかかり、取得時講習料も必要です。

受け直しの回数は人によって違うので、総額は読みにくいんです。平日の休みも何日か使うことになるので、時間の費用も含めて考えてみてください。

相談3 もうすぐ18歳で、免許は何もない

「高校3年生でもうすぐ18歳。原付の免許もないけれど、大型二輪を取りたい」という相談も見かけます。

大型二輪の受験資格は18歳以上なので、18歳になれば教習を受けられます。免許が何もない場合はMTの技能36時限・学科26時限で、時限数がいちばん多い行になります。

費用を抑えたいなら、先に普通二輪を取ってから大型に進む方法と、いきなり大型を取る方法の両方で見積もってみましょう。安く取る考え方は大型二輪免許を安く取る方法で紹介しています。

普通二輪を持っている方の費用は、普通二輪から大型二輪へ上げる費用で詳しく見られます。

よくある質問

大型二輪免許の費用は、全国でだいたい同じですか?

教習料金は教習所ごとに決まっていて、地域や時期でも変わります。公的な料金の統計も見当たらないので、通える範囲の教習所の料金表を見比べるのがおすすめです。

原付の免許があると費用は安くなりますか?

大型二輪の教習時限の表では、原付免許だけの人は「免許なし」と同じ扱いです。時限数は減らないので、料金も免許なしの行で見積もることになります。

AT限定の方が料金は安いですか?

同じ持っている免許で比べると、AT限定の方が技能教習の時限数は少なくなります。ただAT限定ではMTの二輪車に乗れないので、乗りたいバイクで決めるのがおすすめです。

教習所を卒業した後、試験場ではいくらかかりますか?

東京都の例では、運転免許証だけの場合で4,200円です。マイナ免許証だけなら3,400円、2枚とも持つなら4,300円になります。

免許を取った後にかかるお金は何がありますか?

装備とバイク本体のほか、軽自動車税・自賠責保険・任意保険、車検の費用がかかります。大型バイクは250ccを超えるので車検の対象です。

教習料金の支払いはいつ必要ですか?

支払いの時期や方法は教習所ごとに決まっています。一括か分割か、追加料金はいつ払うのかも含めて、申し込む前に料金表と一緒に確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 大型二輪免許の費用は、教習料金・試験場の手数料・装備とバイク代の3層で考える
  • 教習料金は持っている免許の時限数で決まり、普通二輪ありならMTの技能は12時限
  • 同じ条件でも教習所で料金に幅があるので、2〜3か所見比べる
  • 試験場の手数料は、教習所卒業なら東京都の例で4,200円から
  • 乗り換え予定なら、今のバイクの査定で手取りを確かめてから次の1台を決める
大型二輪ドットコム

大型二輪ドットコム 編集部

大型二輪(大型自動二輪)免許の取り方・費用・教習の流れから、普通二輪からのステップアップ、免許を取った後のバイク選び、乗り換えや手放し方まで、大型二輪にまつわる疑問を整理している情報サイトです。 公式サイト

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