大型バイクの車検|時期・費用の内訳と受け方

大型バイクの車検の時期と費用の内訳、受け方を紹介する記事のアイキャッチ

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大型バイクの車検の時期が近づくと、『今回はいくらかかるんだろう』『このまま車検を通すべき?』と迷いますよね。

結論から言うと、大型バイクの車検のお金は、額が決まっている法定費用と、車両の状態で変わる整備のお金に分けて考えると見通しが立ちます。乗る回数が減っているなら、車検を通す前に売るかどうかを決めておくのもひとつの手です。

この記事を読めば、車検の時期と費用の内訳、受け方の違い、そして車検の前に売るか通すかの判断のしかたが分かります。

目次

大型バイクの車検はいつ?

先に結論

大型バイクは車検のあるバイクです。二輪自動車の自動車検査証の有効期間は、初回が3年、2回目以降は2年です。

車検の対象になるのは、排気量250cc超の小型二輪車です。大型自動二輪車は400cc超なので、すべて車検があります。

『250ccのバイクには車検がなかったのに』という方もいますよね。125cc超250cc以下の軽二輪は車検の仕組みが違い、軽自動車届出済証で管理されているんです。

区分排気量車検書類
大型バイク(小型二輪車)400cc超あり(初回3年・以降2年)自動車検査証
普通二輪の小型二輪車250cc超400cc以下あり(初回3年・以降2年)自動車検査証
軽二輪125cc超250cc以下なし軽自動車届出済証
大型バイクの車検の時期を、新車から初回3年・その後2年ごとの時間軸で示した図解

次の車検の日はどこで分かる?

次の車検の満了日は、車検証で確かめられます。中古で買った大型バイクは、前の持ち主の時から数えた日付になっているので、買う前に見ておきたいところです。

中古車を選ぶ時の見方は中古の大型バイクの選び方で紹介しています。

満了日が近づいたらやっておきたいこと

車検の満了日は、思っているより早くやってきますよね。気づいたら来週だった、とならないよう、早めに次のことを確かめておきましょう。

車検の前に確かめること
  • 車検証の満了日をカレンダーに入れる
  • 自賠責保険の満了日も一緒に見る
  • タイヤの溝やブレーキの減り具合を見ておく
  • ライトやウインカーが点くか確かめる
  • 頼むお店や予約の空きを早めに聞く

車検の費用の内訳:法定費用と整備のお金

ここが大事なところです

車検のお金は、どこで受けても額がほぼ同じ「法定費用」と、お店や車両の状態で変わる「整備のお金」の2つに分かれます。法定費用のうち、重量税と自賠責保険は公的な額を確かめられます。

『車検がいくらかかるか、毎回ばらばら』と感じる方も多いはずです。実は、ばらつきの多くは整備のお金の方なんです。

重量税(小型二輪車・継続検査)

自家用・エコカー減免なしの額です。国土交通省の運輸支局の税額表(平成27〜29年頃の資料)の額で、2026年時点の解説でも同じ額で紹介されています。

車検の期間通常13年経過18年経過
1年1,900円2,300円2,500円
2年3,800円4,600円5,000円

自賠責保険(小型二輪自動車)

離島以外(沖縄県を除く)の額です。保険期間が2026年11月1日以降に始まる契約から上がります。

契約期間2026年10月31日以前に始まる契約2026年11月1日以降に始まる契約
12か月7,010円7,730円
24か月8,760円9,640円
36か月10,490円11,510円

JAFの記事では、車検に合わせて使われることの多い25か月の契約が、8,910円から9,800円になると紹介されています。保険の詳しい考え方は大型バイクの自賠責保険と任意保険で紹介しています。

補足

このほかに、検査の手数料もかかります。額は受ける場所の案内で確かめてみてください。整備のお金は、タイヤやブレーキなど交換する部品があるかで大きく変わります。

整備のお金が増えやすい場面

整備のお金は、車両の状態で大きく変わります。次のような時は、前回より整備のお金が増えることもあると考えておくと慌てません。

  • タイヤの溝が減っていて、交換が必要になった
  • ブレーキの部品やチェーンが減っている
  • 冷却水やオイルなど、液体の交換や補充が必要
  • 年式が古く、ゴムの部品などの交換が増えてきた

今回は高かったと感じた時は、どの部品の交換が入っていたかを明細で見てみてください。次の車検までにどこが替え時になりそうかも、お店に聞いておくと計画が立てやすくなります。

車検の受け方は3通り

先に結論

車検は、バイクを買ったお店に頼む、整備工場に頼む、自分で運輸支局に持ち込む(ユーザー車検)の3通りが基本です。手間をかけられるか、整備を自分でできるかで選びます。

『どこに頼むのがいいの?』と迷いますよね。それぞれの違いを表にしました。

受け方手間向いている人
買ったお店に頼む預けるだけで済む整備も含めて任せたい人
整備工場に頼む預けるだけで済む近くに相談できる工場がある人
ユーザー車検予約・書類・検査を自分で行う点検や整備を自分でできる人
ユーザー車検の大まかな流れ
  1. 管轄の運輸支局の案内で、予約と必要な書類を確かめる
  2. 事前に点検と整備を済ませておく
  3. 重量税と自賠責保険の準備をする
  4. 予約した日に、バイクを運輸支局へ持ち込んで検査を受ける
  5. 合格したら、新しい車検証と検査標章を受け取る

お店に頼む時に聞いておきたいこと

お店に頼む時は、見積もりの中身を確かめてから任せるのが安心です。

「法定費用と整備のお金を分けて教えてもらえますか」「今回やらなくてもいい交換はありますか」。こう聞いてみるだけで、何にお金がかかっているのかが分かりやすくなります。

よくある失敗

車検の満了日を過ぎてしまうことです。車検が切れたバイクは公道を走れないので、運び方から考えないといけなくなります。満了日が近づく前に、早めに動き出しておきましょう。

車検の前に、売るか通すかの判断表

先に結論

乗り続けるなら車検を通し、乗る予定がないなら車検の前に売るか決めるのが基本です。乗り換えを考えているなら、車検を通す前に今のバイクの査定額を確かめておくと、整備のお金をかけるかどうかを決めやすくなります。

車検の時期は、バイクとの付き合い方を見直すきっかけにもなりますよね。タイヤも替え時だし車検も来るし、とげんなりしている方もいるはずです。

そこで、今の乗り方ごとに、車検をどうするかの判断表を作りました。

今の状況向いている選択先にやること
毎週乗っていて、これからも乗る車検を通す整備の見積もりを取り、法定費用と合わせて用意する
大型に乗り換える予定がある車検の前に売るか比べる今のバイクの無料査定で手取りを確かめる
半年以上乗っていない車検の前に売るか決める車検の整備のお金と、手放した時の手取りを比べる
部品の交換が多くなってきた通すか売るかを比べる整備の見積もりと査定額を並べてみる
すでに車検が切れている売るか、取り直すかを決める公道を走れないので、運び方を相談する
今の乗り方ごとに、車検を通すか、車検の前に売るかを選ぶ判断の図解

通してから売る・通さずに売るの違い

『車検が残っている方が高く売れるのでは?』と考える方も多いはずです。ただ、車検を通すには法定費用と整備のお金がかかるので、その分が手取りで戻るとは限りません。

車検を通さずに売る
  • 法定費用と整備のお金を払わずに済む
  • 乗らないまま置く期間が短くなる
  • 手放す時期を早く決められる
車検を通してから売る
  • 法定費用と整備のお金が先に出ていく
  • かけたお金が査定で戻るとは限らない
  • 売るまでの間は乗れるのがよいところ

車検の前に売るなら、そろえておきたい物

売ると決めたら、書類と鍵を先にそろえておくと手続きがスムーズです。必要な書類の詳しい中身は大型バイクを売る時に必要な書類と準備で紹介しています。

売る前にそろえる物
  • 車検証(住所や名前が今と同じか確かめる)
  • 自賠責保険の証明書
  • 鍵(スペアもあれば一緒に)
  • 取扱説明書や整備の記録

査定の時は車検の残りも伝える

売る時は、車検の満了日がいつかも査定の時に伝えておきましょう。車検の残りがどのくらいあるかは、買い手にとっても気になる点です。

整備の記録が残っていれば、それも一緒に見せられるように用意しておくと話が早く進みます。

例えばこんな会話もよくあります。「車検を通してから売った方が高くなるかな」「整備のお金をかける前に、今のままの査定額を聞いてみよう」。買取額は車種・年式・状態・時期で変わるので、比べてから決めるのが安心です。

乗り換え予定で今のバイクがあるなら、車検を通す前に買取の無料査定で手取りを確かめてから、次の1台を決めてみてください。乗り続けると決めた方は、大型バイクの維持費で見直す所を確かめておきましょう。

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よくある相談:大型バイクの車検の悩み

先に結論

相談で多いのは「車検費用がいつも高い気がする」「ユーザー車検の流れが分からない」「車検切れのバイクをどうするか」の3つです。法定費用と整備のお金を分けて見ると、答えが見えやすくなります。

ここでは、大型バイクの車検でよく寄せられる相談を、要約して紹介します。

毎回の車検費用が高い気がする

大型バイクの車検費用はだいたいどのくらいか、毎回の額が高いのではないかという相談です。

まずは明細を、法定費用と整備のお金に分けてみてください。法定費用はこの記事の表で確かめられるので、残りが整備のお金です。

整備の中身で気になる項目があれば、「この交換は今回やらないといけないか」をお店に聞いてみると、納得して決めやすくなります。

ユーザー車検の流れと書類が分からない

車のユーザー車検はやったことがあるが、バイクは初めてで、書類の作り方や流れを知りたいという相談です。

大まかな流れは車と同じで、予約・点検・検査の順です。書類の様式や予約の方法は、管轄の運輸支局の案内で確かめてみてください。

車検を切らして2年置いていたバイクをどうする?

大型バイクの車検を2年ほど前に切らし、ナンバーも外して保管していたという相談です。

もう一度乗るなら、検査を受け直す手続きが要ります。乗る予定がなければ、動かないうちに売り先を探す方法もあります。手放し方の考え方は動かない大型バイクは売れる?も参考になります。

車検で冷却水が足りないと言われた

車検で冷却水が足りないと指摘され、車に使っている冷却水を足してよいかという相談です。

冷却水には種類があり、車とバイクで同じ物とは限りません。足す前に、取扱説明書や整備を頼んでいるお店で、使える種類を確かめてみてください。

よくある質問

大型バイクの車検はいつですか?

二輪自動車の自動車検査証の有効期間は、初回3年、2回目以降2年です。次の満了日は車検証で確かめられます。

大型バイクの車検の法定費用はいくらですか?

重量税は小型二輪車・継続検査で2年3,800円(13年経過4,600円・18年経過5,000円)です。自賠責保険は24か月の契約で、2026年10月31日以前に始まる契約が8,760円、11月1日以降に始まる契約が9,640円です。ほかに検査の手数料がかかります。

250ccのバイクにも車検はありますか?

125cc超250cc以下の軽二輪は車検がありません。車検があるのは250cc超の小型二輪車で、大型バイクはすべてこちらに入ります。

車検が切れたバイクはそのまま走って運べますか?

車検が切れたバイクは公道を走れません。運び方は、頼むお店や運輸支局の案内で確かめてみてください。

車検の前に売るのと、通してから売るのはどちらがいいですか?

整備のお金と、今のままの査定額を比べて決めるのがおすすめです。乗る予定がないなら、車検の前に査定を受けてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 大型バイクの車検は、初回3年、2回目以降2年ごと
  • 車検のお金は、法定費用と整備のお金に分けて考える
  • 自賠責保険料は2026年11月1日以降に始まる契約から上がる
  • 受け方は、お店・整備工場・ユーザー車検の3通り
  • 乗る予定がないなら、車検を通す前に売るか決める
大型二輪ドットコム

大型二輪ドットコム 編集部

大型二輪(大型自動二輪)免許の取り方・費用・教習の流れから、普通二輪からのステップアップ、免許を取った後のバイク選び、乗り換えや手放し方まで、大型二輪にまつわる疑問を整理している情報サイトです。 公式サイト

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