免許なし・原付だけで大型二輪を取る|教習時限と流れ

免許なしや原付免許だけの状態から大型二輪を取る時の教習時限と流れを紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が警察庁・各都道府県警察などの公式情報や読者の声を調べて独自に執筆しています。教習の時限数・手数料・法令は改定されることがあるため、最新の公式案内で確認してください。本ページにはプロモーションが含まれます。

車の免許もバイクの免許もまだない。それでも、乗りたいのは大型バイク。『免許なしから大型二輪なんて、本当に取れるの?』と迷っている方も多いはずです。

結論から言うと、免許なしでも大型二輪は取れます。18歳以上なら免許の経歴は問われません。

ただ、原付免許を持っていても教習の量は減らないなど、知っておきたい点がいくつかあります。この記事では、免許なしの大型二輪の教習を時間軸で追いかけます。

目次

免許なしでも大型二輪は取れる?

先に結論

大型二輪免許は、免許なしの状態からでも取れます。受験資格は18歳以上で、警視庁は「免許経歴は必要ありません」と案内しています。

『バイクは原付、普通二輪、大型二輪と順番に取るもの』と思っていませんか?実は、そういう決まりはないんです。

大型二輪の受験資格は年齢と適性で決まります。視力は両眼で0.7以上、かつ片眼それぞれ0.3以上が基準です(眼鏡などで矯正した視力でもかまいません)。

いきなり大型を目指す時の考え方はいきなり大型二輪は取れる?でも紹介しています。この記事では、免許なしの人の教習の中身に絞ってお話しします。

免許なしで大型二輪を目指す前の確認
  • 18歳以上になっている(教習の申込み時期は教習所で確認する)
  • 視力が基準を満たしているか、眼鏡やコンタクトで満たせる
  • 通える教習所が免許なしの大型二輪を受け付けているか聞いた
  • 学科と技能を合わせて何か月くらい通えるか考えた

原付だけでも「免許なし」と同じ扱いになる理由

ここが意外なところ

教習時限の表には、原付免許の行がありません。だから原付免許だけの人は、何も持っていない人と同じ「なし」の行で数えます。

『原付で何年も走っているのに、免許なしと同じなの?』と感じますよね。そう思うのは自然です。

教習の時限数は、道路交通法施行規則の別表第四という表で決まっています。この表で軽くなるのは、普通免許などの車の免許や、普通二輪の免許を持っている人です。

今持っている免許大型二輪(MT)の技能学科
何も持っていない36時限26時限
原付免許だけ36時限(なしと同じ)26時限(なしと同じ)
普通免許など車の免許31時限1時限
普通二輪(MT)12時限0時限
原付免許だけの人が大型二輪の教習時限の表で免許なしと同じ行に数えられることを示した図解

つまり、大型二輪の免許なしと、原付だけの人の差は時限表の上ではゼロなんです。原付を持っていると学科が免除されるのでは、と期待していた方は、ここで計画を立て直しておきましょう。

原付の経験がむだになるわけではない

ただ、原付で公道を走ってきた経験は、教習の中で生きてきます。交差点での目線の配り方や、車の流れに合わせる感覚は、教習の第二段階で役に立つ場面が多いです。

例えばこんな場面です。教官から「右折の前に、もう一度後ろを見ておこう」と言われた時に、体が自然に動くかどうか。こうした慣れは、時限表には出てこない強みです。

原付免許について

原付免許で運転できるのは原動機付自転車だけです。大型二輪の免許を取れば、大型自動二輪車のほか普通自動二輪車や原付も運転できるようになります。

学科26時限と技能36時限を時間軸で見る

時間軸で見ると

免許なしの大型二輪(MT)は、技能が第一段階16時限・第二段階20時限、学科が26時限です。1時限は50分で、表の数は最短です。

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。免許なしの大型二輪は量が多いので、「いつ、何を、どのくらい」を先に頭に入れておくと気持ちが楽になります。

免許なしで大型二輪を取る時の、第一段階・第二段階・卒業検定・試験場の手続きまでの流れを時間軸で示した図解
時期技能教習学科教習1日の上限の目安
入校〜第一段階16時限(基本操作と基本走行)学科を並行して受ける技能は1日2時限まで
第二段階20時限(応用走行)学科を並行して受ける技能は1日3時限まで
卒業検定検定コースを走る教習を終えてから受ける教習所の日程に合わせる
試験場技能試験は免除学科試験を受ける住所地の試験場で

法令では、1日に受けられる技能教習は原則3時限までで、第一段階は2時限までです。第一段階の16時限だけでも、最短で8日ほどかかる計算になります。

第二段階の20時限を1日3時限ずつ進めると、最短で7日ほどです。合わせると、技能だけで半月ほどは見ておきたいところですね。

学科は空いた時間に入れていく

学科26時限は、技能の合間や別の日に受けていきます。教習所によって学科の時間割は違うので、入校の時に時間割表をもらっておくと予定が立てやすいです。

『学科がこんなに多いなんて』と思うかもしれません。でも、ここで交通ルールを一から学ぶので、公道に出てからの安心につながります。

通い方で、かかる期間はこう変わる

同じ36時限でも、通い方によって卒業までの期間は大きく変わります。下の表は、技能教習を予約どおりに受けられた場合の考え方です。

通い方進み方のイメージ気をつけたいこと
平日も毎日通える第一段階は1日2時限、第二段階は1日3時限で進める学科の時間割と重ならないよう組む
週末だけ通う1回で受けられる時限に上限があるので、週の回数が少ない9か月の期限から逆算して予約する
まとまった休みで一気に合宿や短期集中で毎日通う延長になった時の予定の余裕を見ておく

『週末だけで、ちゃんと期限内に終わるかな』と不安な方もいますよね。ここは入校の時に、教習所の人と一緒に予定表を作ってみるのがおすすめです。

例えばこんな聞き方です。「土日しか来られないのですが、9か月のうちに卒業できそうですか?」この一言で、混みやすい時期や予約の取り方まで教えてもらえることが多いです。

教習の期限は9か月

大型二輪の教習は、9か月以内に終える決まりがあります。週末だけ通う場合は、通える回数から逆算しておきましょう。期限の考え方は大型二輪の教習期限で詳しく紹介しています。

よくある失敗

最初の1か月に予定を詰め込みすぎて、仕事や学校が忙しくなった時期に間が空いてしまうことがあります。無理のないペースで、毎週決まった曜日に通う形にしておくと続けやすいです。

MTとAT、免許なしならどちらを選ぶ?

免許なしの人は、MTとATのどちらで大型二輪を取るかも決めておきたいところです。AT大型二輪の免許なしは、技能29時限・学科26時限が最短で、MTより技能が7時限少なくなります。

選び方MTの大型二輪AT大型二輪
技能教習(免許なし)36時限29時限
学科教習(免許なし)26時限26時限
運転できる二輪車MTもATも運転できるAT以外の二輪車は運転できない

『クラッチ操作が不安だからATで』という考え方もあります。ただ、乗りたいバイクがMTなら、あとで限定解除の教習を受けることになります。AT限定の詳しい話はAT限定大型二輪免許とはで紹介しています。

卒業してから免許証を受け取るまで

最後に学科試験がある

教習所を卒業すると技能試験は免除されますが、免許なしの人は住所地の試験場で学科試験を受けます。学科試験の合格基準は90%以上です。

二輪には仮免許がないので、教習所の卒業検定に合格したら、いよいよ試験場です。卒業証明書があれば、試験場での技能試験が免除されます。

卒業後の流れ
  1. 卒業検定に合格して卒業証明書を受け取る
  2. 住所地の運転免許試験場へ行く(卒業証明書は検定の日から1年以内)
  3. 適性試験と学科試験を受ける
  4. 合格したら免許証を受け取る

東京都の例では、指定教習所を卒業した人の手数料は、運転免許証だけの場合で4,200円です。マイナ免許証にするかどうかで額が変わるので、住所地の試験場の案内で確認してみてください。

持ち物は、本籍が書かれた住民票の写しや本人確認書類、申請用の写真、卒業証明書などです。初めて免許を取る人は、住民票の取り寄せを早めに済ませておきましょう。

一発試験という道もある

教習所に通わず、試験場で直接受ける方法もあります。ただ、免許なしの人は学科試験も受けることになり、技能試験に合格したあとに取得時講習も受けます。

東京都の例では、取得時講習料が大型二輪で18,450円かかります。一発試験の詳しい流れは大型二輪の一発試験とはで紹介しています。

免許なしの大型二輪で、費用はどう考える?

費用の考え方

免許なしの大型二輪は、学科と技能の両方を受けるので、教習所の料金は高めになりやすいです。教習所ごとの差も大きいので、公開料金で比べてみてください。

教習所の料金は、地域や時期、教習所によって変わります。ここでは、公式サイトで公開されている料金の例を2つ紹介します(どちらも税込・2026年10月に確認)。

例大型二輪MT(なし)大型二輪AT(なし)
大阪府のある教習所264,000円233,200円
北海道のある教習所352,220円309,100円

同じ「免許なし」でも、教習所によってこれだけ差があります。延長になった時の追加料金は別にかかることが多いので、料金表の「追加教習」の欄も見ておきましょう。費用の全体像は大型二輪免許の費用で紹介しています。

バイクの予算も一緒に考えておく

免許の費用を出したあとに、肝心のバイクの予算が足りない、ということもありますよね。家に乗っていない原付やバイクがあるなら、今いくらになるかを先に確かめておくと、次の1台の資金計画が立てやすくなります。

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免許なしから大型二輪、よくある相談

相談の多くは「取れるか」と「期間」

免許なしで大型二輪を考えている人からは、段階を踏まないと取れないのか、どのくらいの期間がかかるのか、という相談がよく見られます。

Yahoo!知恵袋で多かった相談を3つ紹介します。

普通二輪から順番に取らないとだめ?

「バイクの免許は、普通二輪から大型二輪へ順番に取らないといけないって本当?」という相談です。

本当ではありません。大型二輪の受験資格は18歳以上で、免許の経歴は要りません。ただ、免許なしの大型二輪を受け付けていない教習所もあるので、入校前に電話で聞いてみてください。

もうすぐ18歳、原付も持っていないけど大型が欲しい

「高校3年生で、原付の免許も持っていない。それでも大型二輪の免許が欲しい」という声もあります。

18歳になれば受験資格はあります。原付免許を先に取っても大型二輪の教習時限は減らないので、大型が目的なら、最初から大型二輪の教習を考えてもよいでしょう。

免許なしで合宿に行くと、何日くらい?

「普通二輪の免許なしで、大型二輪の合宿にした場合、どのくらいの期間がかかる?」という相談も多いです。

合宿免許の申込サイトでは、所持免許なしの大型二輪を最短16日間(15泊16日)と案内している例があります。合宿の詳しい話は大型二輪の合宿免許で紹介しています。

よくある質問

大型二輪免許は、免許なしでも取れますか?

取れます。受験資格は18歳以上で、免許の経歴は必要ありません。教習所によって受け付けていない所もあるので、入校前に確認してみてください。

原付免許があると、大型二輪の教習は短くなりますか?

短くなりません。教習時限の表に原付免許の行はなく、何も持っていない人と同じ技能36時限・学科26時限(MTの場合)が最短です。

免許なしで大型二輪を取るのに、最短で何日かかりますか?

技能教習は1日の上限が決まっているため、第一段階だけで最短8日ほどかかる計算です。合宿では最短16日間と案内している例があります。

AT大型二輪なら時限は少ないですか?

免許なしのAT大型二輪は技能29時限・学科26時限が最短で、MTより技能が7時限少なくなります。AT大型二輪の免許ではAT以外の二輪車は運転できません。

免許なしの大型二輪の教習所は、どうやって探せばいいですか?

教習所の公式サイトの料金表で、免許なしの人向けの大型二輪の料金が載っているかを見てみてください。載っていない時は、電話で入校できるかを聞くのが早いです。

まとめ

この記事の要点
  • 免許なしでも、18歳以上なら大型二輪は取れる
  • 原付免許だけの人は、教習時限の表では「なし」と同じ扱い
  • MTは技能36時限・学科26時限、ATは技能29時限・学科26時限が最短
  • 技能は1日の上限があり、第一段階だけで最短8日ほどかかる
  • 卒業後は住所地の試験場で学科試験を受けて免許証を受け取る
大型二輪ドットコム

大型二輪ドットコム 編集部

大型二輪(大型自動二輪)免許の取り方・費用・教習の流れから、普通二輪からのステップアップ、免許を取った後のバイク選び、乗り換えや手放し方まで、大型二輪にまつわる疑問を整理している情報サイトです。 公式サイト

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