乗らない大型バイクはどうする?置いておく・売る・廃車の判断表

乗らない大型バイクを置いておくか売るか廃車にするかを判断する記事のアイキャッチ

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『最近、大型バイクに乗らない日が続いている。このまま置いておいていいのかな』と気になっている方も多いですよね。乗る時間が減っても、思い入れのある1台だと、手放す決心はなかなかつかないものです。

結論から言うと、乗らない大型バイクは「この先どのくらい乗らないか」と「その間にかかる維持費」の2つで、置いておく・売る・廃車のどれにするかを決めるのが近道です。

この記事を読めば、自分に合う選び方を判断表で決められ、置いておく時の保管のコツや、売る時・廃車の時の手続きも分かります。

目次

乗らない大型バイクにも、お金はかかり続ける

先に結論

大型バイクは、乗っていなくても軽自動車税・車検・保険などのお金がかかります。乗らない期間が長くなるほど、「1回乗るあたりの費用」は高くなっていきます。

『乗っていないんだから、お金はかからないはず』と思いがちですよね。実は、大型バイクは持っているだけでかかるお金があるんです。

大型自動二輪車は、道路運送車両法上はすべて250cc超の小型二輪車に入ります。だから、車検の対象で、毎年の軽自動車税もかかります。

かかるお金中身いつかかるか
軽自動車税東京都港区の例で年額6,000円毎年4月1日の所有者にかかる
重量税小型二輪車の継続検査で2年3,800円(13年経過4,600円・18年経過5,000円)車検の時
自賠責保険小型二輪自動車の24か月で8,760円(2026年10月31日以前に始まる契約)車検の時
車検の整備バイクの状態とお店で変わる車検の時
任意保険補償の内容で変わる契約の更新の時
置き場所駐輪場を借りていれば賃料毎月など

重量税は、国土交通省の運輸支局の税額表(自家用・エコカー減免なし)の額です。自賠責保険料は、2026年11月1日以降に始まる契約では24か月で9,640円になります(離島以外・沖縄県を除く地域)。

車検証の有効期間は、初回が3年、2回目以降が2年です。乗らない間にも、車検の時期はやってきます。

維持費の全体像は、大型バイクの維持費で詳しく紹介しています。

「1回乗るあたり」で考えてみる

維持費が重いかどうかは、1年の合計だけでは実感しにくいですよね。そんな時は、1年間の維持費を、1年間に乗った回数で割ってみてください。

1年間に乗った回数1回あたりの維持費の感じ方
週に1回くらい維持費が分散して、負担を感じにくい
月に1回くらい1回ごとの費用が少し重くなる
年に数回1回ごとの費用がかなり重くなる
1年乗っていない乗らないのに費用だけがかかっている

『こう見ると、ほとんど維持費のために持っているようなものだな』と気づく方もいます。数字にしてみると、気持ちの整理がつきやすくなりますよ。

乗らない間に起きやすいこと

お金のほかにも、乗らない期間が長いと、バイクの状態が変わっていきます。バッテリーが上がったり、タイヤの空気が抜けたり、ゴムの部品が硬くなったりしやすいと言われます。

『久しぶりに乗ろうとしたら、エンジンがかからなかった』という話はよく聞きますよね。乗らない期間が長いほど、乗り出す前の整備の手間も増えていきます。

乗らない期間と維持費で決める判断表

この章のポイント

「この先どのくらい乗らないか」と「維持費が負担になっているか」の2つから、置いておく・売る・廃車のどれが合うかを判断できます。自分に近い行を探してみてください。

ここが大事なところです。乗らないバイクをどうするかは、気持ちだけで決めるとずるずる先延ばしになりがちです。期間と維持費という目に見える物差しで考えてみましょう。

乗らない期間と維持費から、置いておく・売る・廃車のどれにするかを決める判断表の図解
この先の見込み維持費の負担おすすめの選び方
数か月で乗れる日が戻る気にならない置いておく(保管と点検を続ける)
いつ乗れるか分からない気にならない置いておく。次の車検の前にもう一度考える
いつ乗れるか分からない負担に感じる無料査定で手取りを確かめてから決める
もう乗らないと決めたどちらでも売る(動くうちが手放しやすい)
また乗りたいが、何年も先負担に感じる返納(廃車)して税金と車検を止める
動かない・事故で傷んでいるどちらでも不動車の扱いがある売り先や廃車を考える

判断の手順

表を見ても迷う時は、次の順番で考えてみてください。

乗らない大型バイクをどうするか決める手順
  1. 最後に乗った日と、この先乗れそうな時期を書き出す
  2. 1年間にかかっている維持費をざっくり計算する
  3. 次の車検と、次の4月1日がいつかを確かめる
  4. 手放す気持ちが少しでもあるなら、無料査定で手取りを知る
  5. 置いておく・売る・廃車のどれにするかを決める

区切りは「次の車検」と「4月1日」

決めるきっかけにしやすいのが、次の車検と、毎年4月1日です。車検を受ければ2年分の重量税や自賠責保険料がかかり、4月1日をまたげばその年度の軽自動車税がかかります。

『次の車検の前に決める』『3月中に決める』と、自分で期限を決めておくと、先延ばしになりにくいですよ。

例えばこんな場面

仕事が忙しくなり、ここ1年ほとんど乗れていない場合を考えてみます。半年後に車検が来るなら、車検を受けるかどうかが、そのまま置いておくか手放すかの分かれ目になりますよね。

「次の車検、どうしようかな」
「受けるなら、また2年は乗るつもりでいたいね」

こんなふうに、車検を受けた後の2年間に乗る自分を想像できるかどうかで考えてみるのもおすすめです。

置いておくなら、保管と点検のコツ

先に結論

乗らない大型バイクを置いておくなら、雨や日差しを避けて保管し、バッテリーとタイヤの状態を時々確かめるのが基本です。乗り出す前の整備を楽にするためにも、放っておかないことが大事です。

『いつかまた乗るから、置いておきたい』という方も多いはずです。その気持ちを大事にするなら、保管の仕方にも気を配ってあげましょう。

保管する場所

屋根のある場所に置けると、雨や日差しによる傷みを減らせます。屋外に置く場合は、バイク用のカバーをかけておくのが一般的です。

マンションやアパートで駐輪場を使っている場合は、ほかの人の出し入れで倒されないよう、置く位置にも気を配っておきたいですね。

盗難が心配な方は、ハンドルロックに加えて、地面や柱とつなぐタイプの鍵を使うと安心です。乗らない期間が長いほど、様子を見に行く回数も減りがちなので、防犯の備えも一緒に考えておきましょう。

保管する場所気をつけたいこと
屋根のあるガレージ湿気がこもらないよう、時々換気する
屋根のある駐輪場ほかの人の出し入れで倒されない位置に置く
屋外カバーをかけ、防犯用の鍵も使う

時々しておきたい点検

乗らない間も、時々バイクの様子を見に行くと、状態の変化に早く気づけます。

乗らない間の大型バイクをカバーをかけて保管し、バッテリーやタイヤを点検する様子
乗らない間の点検リスト
  • バッテリーの状態を確かめ、必要なら充電する
  • タイヤの空気圧を確かめる
  • カバーの下に湿気がこもっていないか見る
  • 錆が出ていないか見る
  • 鍵や書類の置き場所を確かめておく
よくある失敗

『そのうち乗るから』と何もせずに置いておいたら、乗りたくなった時にバッテリーもタイヤも傷んでいて、整備に思った以上の費用がかかったということがあります。置いておくと決めたら、点検の予定も一緒に決めておきましょう。

また乗る時に備えて

しばらく乗らない期間をはさんでからまた乗る時は、体の感覚も少し鈍っていますよね。久しぶりに乗る時の準備は、久しぶりにバイクに戻る人の大型二輪で紹介しています。

売ると決めたら、手放すまでの流れ

この章のポイント

乗らない大型バイクを売るなら、動くうちに査定を受ける方が、選べる売り先が多くなります。書類と鍵をそろえ、手放す日を4月1日より前にできると、翌年度の税金の心配も減ります。

『手放すなら早い方がいいのは分かるけど、何から始めればいいの?』と迷いますよね。売る時の流れを順番に見ていきましょう。

乗らない大型バイクを売る流れ
  1. 車検証・自賠責保険の証明書・鍵をそろえる
  2. 無料査定を受けて、手取りの目安を知る
  3. 買取専門店・下取り・個人売買から売り先を選ぶ
  4. 引き渡しの日を決め、書類を渡す
  5. 名義変更が終わったことを確かめる

売り先の違い

売り先には、バイクの買取専門店、販売店の下取り、個人売買などがあります。乗らないバイクを手放すだけなら、次の1台を買わない分、買取専門店の査定を比べる方法が合いやすいです。

売り先向いている人気をつけたい点
バイクの買取専門店手放すだけで、次のバイクは買わない店ごとに査定の考え方が違う
販売店の下取り次のバイクに乗り換える次の1台の値引きと分けて見る
個人売買名義変更を自分で進められる代金と書類の受け渡しを自分で管理する

買取の値段は、車種・年式・状態・時期で変わります。いくらになるかは、査定を受けて初めて分かるんです。

売る時の流れは大型バイクの買取、書類の準備は大型バイクを売る時に必要な書類と準備で詳しく紹介しています。

査定の前にしておきたいこと

長く置いていたバイクは、ほこりや汚れがたまっていることが多いですよね。軽く汚れを落としておくと、傷や状態を見てもらいやすくなります。

バッテリーが上がっていてエンジンがかからない時も、無理に自分で直そうとせず、査定の申し込みの時にそのまま伝えておきましょう。

「しばらく乗っていなくて、エンジンがかかるか分かりません」
「その状態のまま見させていただきますね」

こんなふうに、今の状態を正直に伝えておくと、当日の話がスムーズです。交換した部品があれば、外した純正部品も一緒に出せるように探しておきましょう。

動かないバイクも手放せる

長く置いておいたら動かなくなった、という場合もありますよね。動かないバイクや事故で傷んだバイクの手放し方は、動かない大型バイクは売れる?で紹介しています。

廃車(返納)を選ぶ時の手続き

先に結論

250cc超の大型バイクの廃車は、運輸支局で自動車検査証を返納する手続きです。何年も乗らないけれど手元に残したい時や、売れる状態ではない時の選択肢になります。

『廃車って、バイクをスクラップにすることでしょ?』と思う方もいますよね。手続きとしての廃車は、車検証を返して公道を走らない状態にすることを指します。

返納の手続きで使う物

運輸支局の案内では、小型二輪の自動車検査証の返納には次の物を使います。

使う物中身
使用者の記名申請書への記名
自動車検査証今の車検証
ナンバープレートバイクに付いているナンバー
申請書第3号様式の2
手数料手数料の額は運輸支局で確かめる

ナンバーを返せない時の扱いなど、細かな点は運輸支局で確かめてください。廃車の流れは、大型バイクの廃車手続きで詳しく紹介しています。

返納を考えたい場面

例えば、仕事の都合で何年も乗れないけれど、思い入れがあって手放したくない場合です。車検を受け続けるより、返納して公道を走らない状態にしておく方が、出ていくお金を抑えやすくなります。

ただ、また乗る時には、改めて車検を受けて登録し直す手間がかかります。どのくらい先に乗りそうかと、その手間を比べて決めましょう。

返納と売却の違い

返納と売却は、どちらも「乗らない状態をやめる」方法ですが、結果は大きく違います。違いを比べておきましょう。

返納(廃車)
  • バイクを手元に残せる
  • 車検を受け続ける費用を止められる
返納で気をつけたい点
  • 置き場所と保管の手間は残る
  • また乗る時に車検と登録のやり直しが要る

手元に残しておく理由がはっきりしないなら、返納より売却の方が、置き場所の悩みも一緒に片づきます。

補足

返納した後の税金の扱いは、お住まいの市区町村の案内で確かめてください。4月1日より前に手続きを終えるかどうかで、翌年度の扱いが変わることがあります。

乗らない大型バイクについて、よくある相談

この章で取り上げる相談

乗らない大型バイクについては、「体の負担で乗るのが億劫になった」「一緒に走る人がいなくて乗っていない」「保管が大変」「整備が負担」の相談がよく見られます。要約してお答えします。

相談1 腰が痛くなって、乗るのが億劫になってきた

『大型に乗り始めてから、腰が痛くなって乗るのが億劫になってきました』という相談があります。乗る姿勢がつらいなら、ハンドルやシートの調整で楽になることもあると言われます。

それでも乗る回数が減っているなら、姿勢が楽なタイプへの乗り換えを考えるのも一つの方法です。つらい時は無理に乗らず、体を休めることを優先してください。

相談2 一緒に走る人がいなくて、半年以上乗っていない

『近くに一緒に走れる人がいなくて、もう半年以上乗っていません』という相談もあります。半年乗らないと、バッテリーやタイヤの状態も気になってきますよね。

ひとりで近場を走るだけでも、バイクの調子を保つことにつながります。また乗る気持ちがあるなら、まずは短い距離から再開してみてください。

相談3 アパートやマンションで、どう保管している?

『アパートに住んでいて、大型バイクの保管に困っています』という相談も見かけます。屋外に置く場合は、カバーをかけて、倒されにくい位置に止めるのが基本です。

保管が負担になって乗る回数も減っているなら、維持費とあわせて、置いておくか手放すかを考えるタイミングかもしれません。

相談4 整備や修理が負担に感じる

『大型は乗るのは楽しいけれど、整備や部品交換、修理がきつい』という声もあります。乗らない期間が長いほど、乗り出す前の整備も大きくなりがちです。

整備の負担が乗る楽しさを上回っていると感じたら、判断表で自分の行を確かめてみてください。

相談を読む時のポイント

どの相談も、「また乗りたい気持ちがあるか」と「維持費や手間が負担か」の2つで答えが変わります。気持ちと負担の両方を、正直に書き出してみてください。

結局どうする?読者ごとの答え

先に結論

乗り換え予定で今のバイクがあるなら、無料査定で手取りを確かめてから次を決めましょう。乗り続けるなら維持費の見直しを、何年も乗らないけれど残したいなら返納を考えるのがおすすめです。

『結局、自分はどれにすればいいの?』と迷った時のために、読者ごとの答えをまとめてみました。

あなたの気持ち答え
別のバイクに乗り換えたい無料査定で手取りを確かめてから、次の1台を決める
もう乗らないと決めた動くうちに査定を受けて売る
また乗りたいので残したい保管と点検を続け、維持費を見直す
何年も乗らないが残したい返納(廃車)して車検と税金を止める
迷っている手取りの目安だけ先に知っておく

まずは手取りを知っておく

手放すかどうか決めきれない時でも、今の大型バイクがいくらになるかを知っておくと、判断がぐっと楽になります。査定を受けたからといって、売らなければいけないわけではありません。

乗らない期間が長くなるほど、状態の変化で査定の条件も変わりやすくなります。迷っているなら、早めに今の値段を確かめておきましょう。

バイク買取マッスル

大型に乗り換える前に、今のバイクがいくらになるか確かめてみませんか

今の普通二輪や乗らなくなったバイクがあるなら、バイク買取の無料査定サービスで今の値段を確かめる方法があります。売るかどうかは査定額を見てから決められます。

無料バイクの無料査定を申し込む

(バイク買取サービスの公式サイトに移動します)

乗り続けるなら維持費の見直しを

乗り続けると決めたら、保険の補償内容や、整備の時期を一度見直してみましょう。保険の考え方は、大型バイクの自賠責保険と任意保険で紹介しています。

よくある質問

乗らない大型バイクにもお金はかかりますか?

かかります。毎年4月1日の所有者に軽自動車税がかかり、車検の時には重量税や自賠責保険料、整備の費用がかかります。

乗らない大型バイクは売った方がいいですか?

もう乗らないと決めたなら、動くうちに査定を受けて売る方が、選べる売り先が多くなります。迷っているなら、手取りの目安だけ先に知っておくと判断しやすくなります。

大型バイクの廃車はどこで手続きしますか?

250cc超の小型二輪は、運輸支局で自動車検査証を返納します。車検証やナンバープレート、申請書などを使います。

長く乗らない時の保管で気をつけることは?

屋根のある場所かカバーをかけて保管し、バッテリーとタイヤの状態を時々確かめましょう。錆や湿気にも気を配っておくと、乗り出す前の整備が楽になります。

手放すなら、いつまでに決めるといいですか?

区切りにしやすいのは、次の車検の前と、毎年4月1日の前です。4月1日をまたぐと、その年度の軽自動車税がかかります。

長く乗っていなくてエンジンがかからなくても査定してもらえますか?

エンジンがかからない状態でも、査定を受けられる売り先はあります。申し込みの時に今の状態を伝えておくと、当日の話がスムーズです。

まとめ

この記事の要点
  • 乗らない大型バイクにも、軽自動車税・車検・保険などのお金がかかり続ける
  • この先乗らない期間と維持費の負担から、置いておく・売る・廃車を決める
  • 置いておくなら、保管と点検を続けて状態を保つ
  • 売るなら動くうちに査定を受け、4月1日より前の手放しを目指す
  • 何年も乗らないが残したいなら、返納(廃車)も選択肢になる
大型二輪ドットコム

大型二輪ドットコム 編集部

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